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性欲の不均衡を改善するもの・悪化させるもの

このnoteやツイッターを始めたときには、何よりもまず社会的に構築された性差に非常に問題があると思っていたし、今でもやっぱりそれが一番の問題だという考えに変わりはない。しかしここのところ、性欲の不均衡がどうしようもなく深刻な問題を私たちの社会に与えているようだという考えが頭をもたげてきた。

メスの欲望を無制限に満たさせてしまうと、一部の人気のあるオスにメスが集中して一夫多妻制ができてしまう。すると大多数のオスにとっては社会の安定に寄与するインセンティブがなくなってアウトローになってしまう。社会を安定させるために一夫一婦制が作られた。――本当なのかどうかわからない話だが、この話を聞いたとき、とんでもない説得力を感じざるを得なかった。同時に、メスの欲望の恐ろしさに慄然とさせられたが、私が実際に目の当たりにしてきた女性たちの振る舞いの背景にこのような欲望が秘められているとすれば納得できるような気もした。

一夫一婦制の、一対の男女のロマンティックな愛情に対する憧れを男性――一夫多妻の主に回れるような「アルファオス」ではないごく普通の男性――は抱きがちだ。しかしもちろん、メスの欲望の前にこの憧れはいともたやすく打ち砕かれてしまう。

一匹のオスが多くのメスを囲い込む一夫多妻制に向かっているとも見られるこの社会において、女性に相手にされない男性たちの苦しみは大きい。生まれ持った性欲、その不均衡――私はここに、一切皆苦という仏教のテーゼを思わずにはいられない。

男性たちへの大きな福音は、技術の進歩だ。VRや人形作成技術の進歩は、女性に相手にされない男性にも性的な喜びを得る方法を与えてくれる。そこに現実の女性は必要がない。ポルノVRやラブドールは賎しい稼業のように扱われがちだが、私には尊い菩薩の行いのように思われる。

心身に障害があったりなどして女性と性行為をする機会に恵まれない男性たちのために国庫から助成があってもよさそうなものだが、ラブドールメーカーが手弁当で割引をしていたりする。慈悲に基づく尊い行いだ。

ラブドールメーカーは、人の苦しみに寄り添い、苦しみを取り除き、喜びを与える人々だ。誹謗を受け、嘲笑されながらも、本当に弱く、本当に助けを必要としている人々を救っている。

それに対して増上慢のラディカル・フェミニストたちは、表象搾取だの何だのと独善的な理屈を述べ立てて誹謗し、攻撃する。このような行いを私は決して許さない。

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