思考のアウトプット

私はよく思考が溜まる。たまに消化しないと健康に悪い。なのでよく散歩しながら思考を整理している。整理していると思いもよらぬアイデアが浮かぶ。「いいね、それでいこう。」みたいな。

最近はインプットばかりしている。最近というか基本インプットが多い。本を読む・映画を見る・ポッドキャストを聴く・音楽を聴く、などなど。仕事中であっても隙を見つけてはインプットしている。インプット中毒なのだ。

とはいえたまにはアウトプットしなければならない。現に今とても久しぶりに文章を書いているが、とても気分が良い。書くことは無限にありそうだ。キーボードを打つ指の動きは止まらない。

私はおそらく内向的だ。どちらかというとだが。外向性ももちろんある。知らない土地で知らない人との交流を楽しめる。家に来たゲストとお喋りを楽しめる。しかしたまに1人にならないと死んでしまう。こういう人はよくいるだろう。別に自分だけじゃない。

うむ、特にテーマも決めずに書いている。書きながら何を書こうか考えている。最近考えていること、それは人生の意味。人生に意味はない。そうなのだが、その先に思考を進めないといけない気がしている。

最近というか3年前からギターを楽しめない。正確には、弾いていても以前のような楽しさを感じない。これは精神的に飽和したということなのだろう。ギターから得られるものを全て得てしまった。だからもうこれ以上は得られない。

ギターを終わらせるのが早すぎたかもしれないと思っている。もっと時間をかけて、じっくり取り組んでも良かった。でも、飽和するくらいのめりこみ、吸収しまくった。たくさんの思い出とスキルと知識を手に入れた。だから、これで良かった。ギターに代わる何かは未だに見つからない。

ずっと好きなものが旅。旅は、ギターと同じくらい好きだ。人生の2トップ。こちらはまだまだ飽和しそうもない。なぜなら、まだ行きたい場所がたくさんあるから。

北米、南米、モンゴル近郊周遊、中近東アフリカ、ヨーロッパ。それから海外生活。なぜ飽和していないかといえば、旅には、海外には日常が必要だからだ。日常がなければ非日常は味わえない。日常を作るには時間がかかる。経験の絶対数を稼ぐのに時間がかかる。だから19歳から7年経った今でも、まだまだ旅は新鮮だ。もしかしたら、これくらいのスピードが丁度良いのかもしれない。早すぎず、遅すぎず、人生を通してゆっくり味わっていく。やはりギターは早すぎたか。

ま、辞める必要はないし、10年のめり込んで5年休憩して、また10年のめり込めば良い。きっと人生はそういうものだ。何となく今はギターとは距離を置きたい。距離を置いて、ギターのない人生に飽きた後、また再開したい。充電。何年かかるか分からないけど。

ギターよりも旅よりも進めていないのが仕事だ。生活のためのお金を得るための仕事。私は興味のないこと以外できないので、いくらお金を稼げるからといってつまらない仕事をすることができない。尚且ついつでも旅に出れる環境が欲しいので、フルタイムで責任を持って働くということに向いていない。自営業かフリーランスか、非常勤として食い扶持を得るのが良いとこだ。

だが今、ギターと距離を置いている。余白がある。何かを入れれる。前までは英語をやっていた。ある程度話せるようになった。だから次は仕事関連で何か入れたい。取り急ぎ建築士にでもなろうかと思っている。家を見るのが好きだ。将来は自分で設計した家に住みたい。まぁ、そうであれば素敵だなぁ程度の欲だ。別に強い願望ではない。

建築士になって10年ほどフルタイムで働き、その後高校教師になる。割と良い人生だと思う。建築士になるには学校へ通う必要がある。数年間通うので、その間に旅を進めることが出来る。ちなみに学校へ通うのは今年から始める1年半カナダ生活の後だ。海外生活は早めに経験しておきたい。経験せずして前に進めない気がしているから。

そうこうしてるうちにギター再開熱も高まってくるだろう。旅も順調に進み、海外生活経験と語学力を手に入れ、手に職をつけ、自宅の民泊を運営しつつフルタイムで働く。空いた時間はとにかく映画本音楽をインプットし、出来れば歴史の本なんかも読み、色んな言語で読書をし、40歳過ぎくらいで高校の先生になる。多分、そのころにはなる資格はあると思う。自分の人生を目一杯生きてきた人間として、幾分か若い人の助けになれるだろう。

これでいいのだ。海外生活の後学校へ通い建築士となりフルタイムで働く。フルタイムで働く経験は必要なように思える。その後は高校教師になる。

というざっくりしたプランを持ちつつも、そうでない人生を常に期待しておく。いつでもチャンスがあれば飛びつく。どうなるか分からないのが人生だからだ。

今回この文章を書いて、物事を進めるスピードの重要性に気がついた。早すぎず遅すぎず、飽きることなく常に楽しめるスピードで進めていくこと。すごく重要だ。それと同時にまた、いやしかし、衝動的に物凄いスピードで進めては飽き、捨てるというのも素晴らしい。自分の人生の中でそのような激しいものを持てたことを幸運に思う。

おもんなさは敵だ。激しいものを内に秘めている人は好きだ。クレイジーな人が好きだ。しっかりした人生設計のある人が嫌いだ。人生設計は大事だ。予想外を愛せ。

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