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FACTFULNESS

今読むべき良書です。

知りたかったこと、やらなきゃと思っていたこと、その殆どがここにあった。

読み終えたあとの安心感は、どんな指南書や自己啓発本では味わえない。「一つの見方や物事に捉われずに、数字やデータを多角的に比較して正しく世界を見つめ知る」ことで訪れるもの。

途中、感染症についての項目では今世界中に蔓延している「新型コロナウィルス」にも当て嵌まる事実の受け止め方が記載されており、昨今唱えられている「自分の頭で考えること」の必要さを身をもって感じた。

本能を刺激する傾斜したマスコミ報道に不安を煽られるのではなく、正確なデータに基づいて知るべき情報を精査すべきだと書いてある。

その結果がどう表れても、ドラマティックに楽観したり悲観する必要はない。繰り返し書かれている「『悪い』ニュースの裏で『良くなっている』ニュースがある」「人々が思っているよりも世界は良い方向に変わり続けている」「人も定期的なアップデートが必要」

これらを知った上で、目の前の日常を生きていくことが大事。そう呼び掛けられる一冊だった。

著者であるハンス先生が、今の世界情勢を見て、コロナウィルス感染症に対してどのような見解を指し示すのか知りたかった。ご子息がその意思を受け継ぎ奮闘している。この本を読み終えた私たちが自分の手で切り拓いていかなければならない。そんなメッセージを受け取った。

※私はKindleで読みましたが、グラフの見やすさが段違いのため(カラーのグラフが白黒表記になるなど)、書籍での購入がいいのかなと思いました。

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