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もじょもじょの言語化

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日々生活をする中で自分が感じている「不快」を敏感にキャッチし、誠実に丁寧に言葉にすることで私自身を”癒す”ことができるのか!?という実験。
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記事一覧

5月8日 トイレの貼り紙と虫刺されと雨漏り【今日のもじょもじょ3】

大学のトイレの中にある張り紙 「生まれかわりました 廃棄文書→トイレットペーパー 地球環境をまもろう!」 いつもいつもなんとなくの言葉ばかりを使うような、全くもって本質的じゃないこの大学の貼り紙がほんとに毎度不快。 前は、トイレットペーパーを持ち帰るな、ということを伝える貼り紙に、「みんなのおしりを守ろう!」と書いてあった。 ペーパーがなければおしりが守られないということか。それはベトナムやカンボジア、インドなど、ペーパーを使わずに水と手でトイレの始末をするような人たち

5月7日 柄ものの上下と準備するお客さん【今日のもじょもじょ】

上下とも柄ものの服装で作業をする 最近いつも寝るときは坂口恭平の個展で買った、熊本の三角港の絵が描かれたお気に入りのTシャツを着ているが、昨日何も考えずに洗濯すると外は土砂降り、部屋干しの室内も湿気ていて、夜までには乾かなかった。 だから昨日は、ポールアンドジョーの、うさんくさい笑顔を浮かべる猫が描かれた柄のTシャツを着て寝た。 今日は、住んでいるゲストハウスでリネン交換の仕事をする日。 長ズボンだと動きにくいので半ズボンに着がえ、Tシャツは寝ていたときのままで、11時ご

5月6日 サンダルと、ブラジャー【今日のもじょもじょ】

サンダル、右足の中央部分 今日は雨が降っていたので、サンダルを履いた。 昨日のイベント出展でちょっと仲良くなった子が出るということで誘ってもらったイベントの会場まで、住んでいるところから歩いて40分のところまで歩いて行った。 帰りにカフェと本屋に寄って、すっかり暗くなった神戸の街を、また歩いて帰ってくる途中、右足の真ん中が痛い。 ストラップが丁度かかるところの骨。足が木になったような感覚。木になったような硬い感覚があるのに、私の神経はやわらかく痛みを持っている。その奇妙さ

はじめに【もじょもじょの言語化】

小さいとき、私は今よりもかなり感覚過敏なこどもだった。 特に触覚が過敏だった。 服や布団など、肌に触れる布などに対して毎度のように「もじょもじょする」と言ってその感覚の不快感を示し、退けた。 そのつたない表現では意思疎通がままならず、不快さだけを表明してひたすらに拒否をするという行動を理不尽と受け取られ、母親の神経をしばしば逆撫でしていた。 それでも当時の私には、その感覚を言葉にする力がなかった。 表現による”癒し” 先日、憧れの、大好きな人と電話をしていた。 久々に話