HERETIC PARFUM 異端者の香水

大前提として香水はよい香りがすればよいと思っているほうなので、明らかな毒物でなければ気にしないようにしているが、HERETIC PARFUM 異端者の香水は現代的なそれの原料非公開とは真逆の立場に立っているところにアイデンティティーを見出している。

簡単に言えば、クリーンとかナチュラルとか謳っているフレグランスは消費者が考えているようなものじゃないんだけど、ウチはみんながなんとなくこういうものだよね、こうであったらよいよねっていうモノづくりをしてますよってことらしい。 確かに全成分開示というのは珍しいのではないかと思う。

さらに言うと全開示されている成分のほとんどすべてが天然由来だということである。合成香料が入るときは説明文中に明記されているし、もちろん成分表にも記されている。天然成分を妄信するわけではないが、開示することによって消費者が選択権を得られるのは素晴らしいことだ。

ここまで開示するのであれば生産工程なども見せてくれるとより安心感が生まれるのではないかなと思うが、今後に期待することにする。

さて、本国アメリカでは豊富な商品展開をされているHERETIC PARFUMだが、日本ではnose shopさんが厳選した11種類ほどを取り扱っている。

次回は私の使っている ダーティグラス|汚れた草(オードパルファム)についてお話ししたいと思う。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?