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#28.5「コラムとエッセイ」

 結論から言うと、今まで「コラム」のつもりで続けてきたこのマガジンが、よくよく考えてみると実際は「エッセイ」の方がしっくりくるのかな、というお話である。

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#0 「コラムと学級通信」で、僕がそれ以降書き続けていくものを「コラム」と称したことの堂々たるや、である。

 もちろん最初の段階で「コラムとエッセイは似ている」「違いは?」「定義は?」と自問した。
 結局「コラム」と呼ぶことで自分とは同意したのだけど、それ以来28週間書き続けてきて、今振り返るとこれは依然として「コラム」であるだろうか。

 どちらも「思いのまま自由に書いて公表する散文」ではあって、実は明確な違いは「公開の場に定めがあるか」くらいなのだそう。実際コラムと言ったら新聞や雑誌のワンコーナーを指すことが殆どであるのに対し、エッセイはそれも含めて本やウェブなどさまざまだ。

 加えて「コラム」だと何か有益な情報がありそうな感じがするのに対し、「エッセイ」は本当に精神メインというか、独白に近いニュアンスはむしろ後者の方が多い。

 こう考えると#0で言及した「学級通信」の属性はちょっと難しさを増すのだけれど、であればこそ「コラム」と「エッセイ」の定義もこうして変わりうる、ということでどうか許して欲しい。

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 ついては、#29以降このマガジンは「エッセイ」として連載を続けていく。中身に関しては何の変化もないので、額縁の色が青から水色に変わった程度の認識でお願いしたい。

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特に有益な情報はありませんが、読んだ方にとって普段目も向けないような他愛のないもの・ことに改めて触れるきっかけ、あるいは暇潰しになったら幸いだなと思っています。

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