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3つの「愛」の集大成を見た——TWICE 4TH WORLD TOUR "Ⅲ" IN JAPAN Day2ライビュレポート in 福島

 こんにちは。

 去る4月24日、TWICEのワールドツアー東京ドーム公演の映画館ライビュで、福島フォーラムに行ってきました。
 個人的にはちょうど一週間前、17日の日曜日に「ヨナフェス」で青春を共にしてくれたラジオDJの歌声に咽び、その強烈な寂しさの中で仕事をし、土曜には自分がライブをし、そしてこの日曜日はTWICE。近年稀に見る情緒ぶっ壊れウィークでしたが、それもTWICEのライブをもって無事、幕を下ろすことができました。

 セットリストをもとに、超簡単ではありますがレポートしていきますよ。

 VCRってのはなんかこう、繋ぎの映像のこと。現地はモニター越しだったでしょうけども、配信orライビュ勢は映像ソースそのものを綺麗に見ることができました。ああいうのもすごくちゃんと凝って作ってるんだなあって感心してしまいました。

(※記事公開後追記:閲覧環境によっては曲目の数字が「9、10、11、12〜」といかず「9、0、1、2〜」とループしてしまうかもしれません。)

  1. The Feels
    だいたいこの曲から始まるってのはほんのり知ってたんですがそれでもぶち上がりました……。ライブバージョン的なやつ。

  2. Feel Special
    例えばDTNAとかはもうアレンジしてなんぼみたいなとこありますが、FSに関してはもう原曲としてというか、すごく建設的なアップデートでああなったって感じがしました。だってすっごいうっすら新しい裏メロとか入ってたり、絶妙にキックの入れ方変えたり……いわゆるライブならではのやつ以上の作り込みというか、曲が曲なだけに愛情を感じました。推しダヒョンのShining Lightの振り付けを生(スクリーン越しだから半生って言いますね)で見れた喜びもすごく。

  3. Up No More
    ちょっとレトロな感じのサビの振り付けがすごく好きです。ジョンヨンがまだ不調だった時は歌番組なんかではミナが替わっていたサビ前のフレーズを、ジョンヨンの歌声で聴けて嬉しかった(そのすぐ隣にミナがいるのもなんかいい)。

  4. Queen
    推しダヒョンの作詞曲。メロの洒落感はもう言うまでもなくなのに、ステッキを使ったダンスがさらに良すぎて、ずっと見惚れていた。今回オケは被せが流れてるものとそうでないものがあったと思うんだけど、この曲の間奏の「ヴァラッパッパッパ」も生歌だったとしたらすごいな……。

  5. Fancy(Japanese Ver.)
    今回個人的に危惧してたことのひとつに「どの曲が(あるいは日本語版の作られているすべての曲が)日本語版で歌われるのか」ってのがあったんですけど、Feel Specialは韓国語で、Fancyは日本語っていうこのバランス感がすごく嬉しかったんですよ……!!もちろん人によるでしょうけども、自分としてはFSは韓国語、Fancyは日本語が好きだったからそのドンピシャ感がありがたかったし、あのFancyのフォーメーションを真上から覗ける配信カメラ特権すごいいいなって思いました。やっぱFancyの振り付けは随一。

  6. Turn It Up
    大変恥ずかしながら、ONCE2年やってきて、今回のセトリで個人的にあまり馴染みのなかった曲ってのが3曲あって、そのうちの1曲がこれでした。でも今回のライブのおかげで興味を持って、ああこれは聞きたい、と思えました。いい曲だしかっこいい。

  7. Shot Clock
    この曲本当に好きなんすよ……。イントロはライブオリジナルだったけど、すぐにこの曲に繋がるってわかりました。なんと言えばいいのか、あの全体的にこう、音符が大きい感じ。大胆というか、大股で歩を進めていく行進みたいな感じ、そのダイナミズムとグルーブが最高に気持ちよかったです。

  8. Get Loud
    先ほど言った「馴染みのなかった3曲」のうちの一つ。例えばEyes Wide OpenとかFormula of Loveなんかはアルバム全曲聴いているけど、Apple Musicの「はじめてのTWICE」から聞き始めた身としてはどうしてもアルバム曲の詰めが甘い。そういうのもっといっぱい見つけていきたいなあ。

  9. I Can’t Stop Me(Japanese Ver.)
    わがままですまんけどこの曲は韓国語で聞きたかった!笑。でもそれも途中忘れるくらいやっぱりまずそもそもこの曲自体が大好き。アウトロで特に感じたんだけどライブ音響で聞くとミックス感が少し違って聞こえるというか、聞こえるメロの順番というか重なりみたいなものが違って聞こえたんですよね。それもまた醍醐味。

  10. Espresso
    曲振りでモモがコーヒーを飲む仕草をしながら「こういう曲やりますよ」とヒントを出したのに対し、メンバーからは「お茶?」「生ビール?」との回答(誰なん生ビールって日本語教えたの)。だいたいが「(次やる曲の)ヒントください」っていう振りそのものをフライングで早く言い出してしまうナヨンネキ。このグダグダ感もまたTWICEの魅力ですよね。曲の感想はもうただシンプルに格好良かったっす。推しの「Drip」「Drop」が特に。

  11. Icon
    この曲はモモが特に映える曲だと思うけど、ライブで見ててもやっぱりそれが強かった。Fomula of LoveはEyes Wide Openで切った急ハンドルをクッションしつつ従来のコンセプトとうまく馴染ませたすごくバランスの良い一枚だとつくづく感じます。あと英語曲いいぞもっとやれ。

  12. Cry For Me
    あの悲壮感まみれの「ファ〜〜〜ン」っていうイントロを聴いた瞬間心の中で「キタ〜〜〜!!!」と盛り上がってしまった不謹慎なONCEです。だって格好いいんだもん……。出たての頃はコンセプト的になかなか受け入れるのに時間がかかったけど、今では特に好きな曲の中のひとつです。

  13. Scientist(Japanese Ver.)
    あとライブ音響でCry For Me聴いて初めて気づいたんですけど、Scientistのイントロで「イエア」って言った直後のちょっとモヤがかった英語っぽい呟きっぽい声、Cry For Meのイントロでも再生速度が違うだけで同じものサンプリングしてますよね……!?今更なんでしょうけど、あ〜そういうこと??と思いました。それゆえこの曲順だったりもしますか???
    この曲の感想は言うまでもなく最高でした。この曲大好き。スルメだなと思います。フラットに聞いていた部分も聞けば聞くほど爆上がりポイントになっていく不思議な曲。
    (4/26追記:「Icon」にも同じのサンプリングされてました。3曲続けてだったんですね)
    (5/20追記:これらの曲に共通するコンポーザーMichel "Lindgren" Schulzのウォーターマーク(その作曲者が作ったと示す「音の署名」のようなもの。J.Y.Park制作曲に「JYP…」って入っているのも、あれはJ.Y.Parkのウォーターマーク)だったみたいです。なので多分"Li, Li, Lindgren"って言っているんだと思います)

  14. Real You
    ビートのファンキー感シャッフル感が大好きな曲です。ナヨンネキの「オーイエーオーイエー」がすごくハマってて気持ちいいなってずっと思ってました。

  15. Moonlight
    「Say Something」「Candy」にも通ずる感じのおしゃれな(シティポップ調?)の曲。スタンドマイクが映える!!ダミーだろうけどそれでも舞台装置としてあれをあてがった作家なのか振付師なのかとにかく最高にセンスある〜〜〜と思いました。

  16. Cactus
    ジヒョ作詞作曲のナンバー。次曲「Rewind」と合わせてバラードセクションとなりましたが、こう言うと聞き方として間違ってるのかもですが心身が休まりました。セトリ的にもちょうど半分で、ライビュ勢としては首と腰がやられ始めてきた頃だったので、首を揺らすのを一旦お休みして、音に身を委ねて聴いてました。

  17. Rewind
    この曲のダヒョンパートがまたいいんだよな〜〜。ラッパーとして歌うことが多いけど、YouTubeにたまに載せてくれる弾き語りとかもそうだけどしっとり歌うのも声質がめっちゃ映えていいんだよな〜〜〜。そういうのもっと欲しい〜〜〜!!っていうのとあとモモがサビであの繊細な歌い出しとがっちりとした振り付けとを合わせ技でやっててええ〜〜テクニシャン〜〜ってなりました。

  18. What is Love(Japanese Ver.)
    出た〜〜〜!!!って感じ。あえてセトリそんなに詳らかに見てなかったので、この辺りのタイミングでこの曲に来られるともうぶち上がらないわけにはいかない。ちょうど一年前の配信ライブ「TWICE in Wonderland」ではFeel Specialとこの曲が投票にかけられてこっちは歌われなかったので、個人的にこの歌の生歌唱はその時以来のリベンジになりました。やっぱ言わずもがなのアンセム。

  19. Knock Knock
    What is Loveの「あわなのう!」でハテナマークを作るところを今回はそのままこの曲の冒頭のあのてくてくに繋いでいきました。なんというか、この曲とか「Happy Happy」あたりなんかはONCEなりたての頃めっちゃ聞いて、最近は逆に全然聞かなくなってたりしたんですが、今聴いてもやっぱよく聞くとすごい曲だな、いい曲だなと思えて、そう思える曲ってのがそれ自体凄いことだなとも。

  20. More & More
    ナヨンネキ「この曲めっちゃ大変なんだけどみんな見たいだろうなと思って頑張って持ってきた(意訳)」って正直に言ってました。マジでありがとう。あのモモのバッキバキダンスセクションが半生で見れたのはマジで人生の財産です。あとあのサビのワイパーみたいな振り付けがすごく好き。

  21. Dance The Night Away
    前述しましたが、もう「アレンジしてなんぼやろ」感がすごい。最初何の曲かと思った。でも夕暮れっぽい感じからスタートして ”Night” に向かっていく感じの流れはすごいナイスアレンジだなって思いました。それにやっぱこの曲のサビは本当に最強ですね。

  22. Alcohol-Free
    気づけばえらい好きになっていた謎の曲。去年の夏はシンエヴァに夢中だったんで、この曲を聞くとあの茹だるような暑さとエヴァンゲリオンを思い出します。そんなことあのフォーラムの中で俺しか思ってなかったんじゃないかな。Aメロのあの独特な行進と、ミナのバーテンダーと、チェヨンのラスサビ前のたらい持ち上げるみたいなダンス見れて嬉しかった。あとこの曲のキャンペーンはジョンヨンがいつも辛そうに踊っていたから、解放感のあるジョンヨンのアルプってのはやっぱ感慨深いもんがあったっすよね。

  23. Heart Shaker
    去年の「〜Wonderland」でバックで流してた映像が「わたしツウィです」って日本語で書かれたすんんごいかわいいやつで、今年もぜひ日本語版を聴きたかったけど、韓国語でも大満足でした。最後さーたん(イントネーションは「中3」)がナヨンネキに抱きつく振り付けで「ぴょん!」って言ってて「おいおいおいおい…………(もちろん限界オタク的な意味で)」ってなりました。

  24. Push & Pull
    この曲に入る前になんかゲームみたいなのが始まって、ミッション3つクリアしないと曲聞けないぞみたいな感じになったんですけど、ひとつが「ONCEがTWICEに愛を伝える」これはまあなんか現地組が上手いことやってくれて、ふたつめ「TWICEがONCEに愛を伝える」へのアンサーとしてここからユニット曲の連続披露が始まるって流れでした。なんかどうやら構成上もうここから先はアンコールセクション(Heart Shakerが本編ラストチューン?)らしくて、ああアンコールってこっちから手拍子で呼んでみたいなやつとかじゃないんだあって思いました。これが世界基準……??曲の感想はそりゃあもう推しが大活躍(しかも珍しく青を持ち色にして)するんですもの、言語化できるわけないじゃないですか。さーたんの「Losing Control、へへ!」も聞けて嬉しかった。

  25. Hello
    この曲のどうしようもなく治安悪い感じが大好き。完全に悪童って感じ。ナヨンネキのラップが聞ける機会もそうないんじゃないかしら。

  26. 1,3,2
    ベールをまとってAメロで引き剥がす神秘的な演出が印象的。ミナ大活躍って感じのイメージが強いです。深く調べたことないんですけどなんでこの曲132って言うんですか?

  27. Just Be Yourself
    「馴染みなかった3曲」の3曲目です。が、この曲は馴染みがないと言うより聞いたことは何回かあるけど聞き込み足らずでコミットしきれなかった、ちょっと悔しさの残る曲になっちゃいました。かっこいいよね。(4/26追記:公式で作られたプレイリスト見て「ああ〜あれかLUXのタイアップで出た新曲ね!!!」って思い出しました。どおりで!)
    トロッコ楽しそうだったなあ。ライビュのしょっぱいところはさっきのゲームコーナーみたいなのとかトロッコとか現地組が主役になるコンテンツには絶望的なまでに置いてきぼりを食うと言うことです。ONCEの愛とかそういうのでは乗り越えられない、システマティックな何か大きな壁がありました。それはなんか今回一番勉強になったかも。

  28. Perfect World
    曲もMVもMステもかっこよかったけど、このアルバムはなんかどうしてもインパクトが薄くて、一緒に入ってたアルバム新録の曲(In the summerとかPromiceとか)に至っては2、3回しか聞いてないくらいだったんですが、ライブでこうやってちゃんと見る聞くするとこの曲もやっぱちゃんとぶち上がるんだなあって見え方が変わりました。この曲はアガる。多分今後よく聞くようになっていく。

  29. Fanfare
    ここからおなじみルーレットセクション。個人的にはKuraKura、Betterあたりが欲しかった(そもそもBetterって入ってたのかなあ)けど、FanfareはONCEなりたての頃にちょうどリリースされた直近の日本語曲だったので思い入れも深く。歌メロがすごく美メロだなって改めて。

  30. Happy Happy
    さっきもちらっと名前出しましたが、久々に聞くとああやっぱいいなってなるやつですね。この曲だかFanfareだったかと思うんですけど、ツウィとダヒョンが定点カメラにドアップになる瞬間が何回かあって、それがもうなんというか致死量でしたね。危うく死因欄に「推しのドアップが良すぎて」って書かれるところだった。

  31. Polish
    次歌うのPolishがいいなってメンバーがちらほら言ってた矢先にチェヨンがこの曲当てて「(私は)エンジェルだあ……」って自賛してたの最高にバブくてこの日のハイライトだった。実は個人的には昨年の「〜Wonderland」時点で「馴染みの薄い曲」だったのが、その配信ライブを機によく聞くようになって、今回は既によ〜く馴染んでる曲として聞くことができました。いい曲だよね……。ナヨンネキの最後の閉め方、去年の配信ライブではちょっと照れが入ってたけど、今回はプロ根性でしっかり歌い上げてくれてました。かっこいいぞネキ!!

  32. Breakthrough
    TWICE自ら名残惜しさとこの曲やりたさで運営におねだりしたら、ふっとこの曲のイントロが。なんかそういうあっち発信のおねだりって嬉しいよね。ツウィだけマイペースにファンと絡んでて他8人に遅れ取ってるのめっちゃよかった。

 全体的に特にミナが配信サイドにもめっちゃ気遣いというかファンサというかしてくれて、さすがだなあと思いました。ジョンヨンも終始元気そうで何より。
 あと誰なんダヒョンに「雨降って地固まる」って教えたの……笑。でも「すきぴ」とか「ぴえん」とか流行語積極的に覚えてきてて(あとなんかよくわからん手作りっぽいハートのぬいぐるみ持ってて)相変わらずの努力家でONCE思いだなと、我が推しを誇らしく思いました。
 ダヒョンだけでなく他のみんなも、プロンプター覗いてるだろうけどそれにしたってかなり日本語が流暢になっててちょっとびっくり。日本公演に関しては海外ツアーのまんまのセトリってわけにいかず日本語曲だって叩き込まなきゃならないだろうに、その合間に日本語の勉強とか言葉の準備とかしてたのかなあと思うと……ううう。
 あと変な意味じゃなくミナの腹筋が美しすぎた。そうなんです、ダヒョンが一番なのは変わらずして、次点で最近はミナとチェヨンを推してます。
 さーたんだったか、I Want You Backやりたそうにしてて、やってよ〜〜〜って思ってました(やりませんでした)。

 オタクくんらしく勢いのままに書いてしまいましたが、そんな感じです。
 スクリーン越しでもリアルタイムで時間を共有できるってのはいいもんだなあと思いました!
 ただ……

 って感じではありましたが。

 2021年は配信ライブ、今年はライビュと徐々に距離を近づけられてるんで、来年こそは(そもそもやるのかどうかだけど)是非とも生参戦したい!!!!
 少し前から「愛」をテーマに活動していたTWICEの、そのコンセプトの集大成を見たような3時間でした。

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