もし、もう一度先生に戻ったら伝えたいこと

   小学校で先生をしていました。子ども達と関わることが私の天職だという思いがあります。独身時代から結婚して3年、「先生」でした。指導助手、英語・音楽等の専科、特別支援学級担任、複式学級担任をしていました。たくさんの子ども達やご家庭、同僚の先生方、教頭先生や校長先生といった上司の方々に囲まれ、やりがいを感じていました。いい先生だったかどうかは、子ども達に聞いてみてくださいね。それが私の評価です。「来年も担任でいてください」「うちの子は大きくなったらあなたのような先生になりたい、って言ってるんです」と、親御さんからいただいた言葉は当時は「もっと頑張らないと、下手な姿は見せられない」とプレッシャーもありましたが、かけがえのないものです。また、「声かけ一つで子どもは変わる」。崩壊したクラスの立て直しができる、力のある先生達の言葉は今も私の中で生きています。

     たくさん失敗しましたね。教頭先生や校長先生、教育委員会にまで若干ケンカをふっかけていたこと、ごめんなさい。伝え方がまずかったですね。謙虚じゃなかったですね。子どもとの関わりの中で失敗してしまったことは毎日のようにあり、反省だらけでした。あの時、こう言えばよかった、こういう風に接したらよかったって。本当に納得のいく授業だって、できやしないですしね。それでも笑顔でついて来てくれる子ども達は、可愛くてとても大切な存在でした。子ども達から学ぶことは多くあり、私にとってそれらは意義のある良質な糧となっています。

    学校って狭いんです。子ども達を入れておくにはとても。建物のお話ではありません。子ども達は皆無限大の可能性をもっています。これを読んでいる子達、みんなです。よく聞いてね。あ、私はもう20代くらいまでは可愛い子どもだと思っていたりして。笑   30代は同世代です。

    皆ダイヤの原石なんです。大きさは1人1人違うし、カットすることで輝きますが、カットをするのはあなた達自身です。カットの仕方を考えるのもあなた達自身です。大きければ美しい？カットの技術があれば美しい？それは幻想です。ダイヤって、赤みの強い光、青みの強い光、虹色のように様々な色が同列な光、一つとして同じものがないんです。初めから透明でないものもありますし。原石のままの美しさももちろん言及できますよ。半分原石、半分カット、しかも一定でないカットの状態だったとします。当の本人は気に入っていないのかもしれませんが、美術的価値はとても高いと思います。美しいのです。こんな希少価値の高いものを見せてくれてありがとうって思います。ミロのヴィーナスは知っていますよね。割れていたっていいのです。その隙間にどんな色の光を秘めているか、あなたは特別美しく興味深いのですよ。

   やや抽象的でしたが、ご自身の良さに気付いてね、人の良さに気付ける人は素敵だよ、探しみてね、さらに言うと伝えてみてほしいな、ということがご理解いただけましたら幸いです💎💎💎

    今だけ「先生」に戻ってみました。現場を離れてしまったから免許の更新をしていないことを思い出した私。

     Take good care of yourself ☕️, thank you for reading my message✉️✨✨