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【自己紹介#1】 初めての職場編

転職活動もひと段落。有給消化中の私です。
自己紹介も兼ねて、何回かに分けてこれまでの職歴を書いてみます。
今回は、新卒入社~初めて配属された職場についてです。

現職は某大手SIerの子会社で、職種はシステムエンジニア(以下SE)です。
新卒で採用されてから、ずーーーっと同じ会社です。もうすぐ初めて所属が変わります。感慨深いですね。

1. 新卒採用時の企業選び

今の会社を選んだ理由はとても浅はかでした。ちなみにリーマンショック後の氷河期世代です。

志望業界を最終的にITに絞ったのは、以下のような思考です。
・大学では数学専攻
→分野的に近いのはITかな…
・理工学部の共通科目でプログラミングの授業があったけど、そこそこ得意だったなぁ
→志望業界はIT業界、君に決めた!

最終的にIT企業3社から内定をいただきました。
その中から就職先をどう選んだのかというと、「なんとなく」問題なさそうだという理由でした。論理性のかけらもありません。
「なんとなく」の内容は、
・大企業の子会社である
・大企業のグループ会社なので福利厚生も整っている
・東証一部上場
・本社が自宅から近い(本社通いは新人教育期間だけでした)
・面接時の会話の印象が良かった
といったところです。「大企業に準ずるところなら安定だろう」というよくある幻想で決めました。

基本的に人には相談せずに進めていたので、最後は親に「上場してるし大企業グループだし問題ないよね?」程度の報告をして初めての就活を終えました。

2. 最初の職場: 顧客先常駐での組み込みソフト開発(約7年)

新人研修後初めて配属されたのが、とある機器(主要メーカーが少ないため濁しておく)の開発を行うメーカーでした。所謂顧客先常駐です。

自宅から2時間近くかかる職場で、引っ越しもしなかったため(都心から離れるのが嫌だった)、この期間で思っていたことは毎日「眠い」でした( ˘ω˘)

この時期から「転職」の2文字は頭にありました。この時は踏み切れませんでしたが…
以下が自分に合わなかった部分です。

合わなかった理由①:やりがいを感じない

業界シェア約40%を誇るメーカーだったので、製品に興味があればテンションの上がる仕事だったのでしょう。
しかし残念ながら興味が全くわきませんでした。

詳しくは伏せますが、2人に1人のお家にあるかもしれない程の製品です。海外でも使われています。
がしかし、興味が薄い大多数の方がほぼ気にすることはない、そんな製品です。
故障して初めてその存在と向き合う、そんな製品です。

自分の仕事が役に立っている実感が全くわかなかったんですよね。

「皆の家にあるあの製品(気にしたことはないだろうけど)のあの機能(存在すら知らないだろうけど)の開発してるんやでo(`・ω´・+o) ドヤァ…!」

…とは、私は思えませんでした。
異動希望を出しても全く叶いませんでした。

合わなかった理由②:日常茶飯事な不具合解析

今も私がSE向いていないと感じる最大の理由です。

システムと言えば、予期せぬ不具合が付き物。
その内容はすぐわかるような簡単なものから、問題が根深くなかなか原因がつかめず、トラップコードを仕掛けて何日も不具合再現を待って少しずつ解析するものまで様々です。

100名以上で開発するとても大きな規模のソースコードだったので、その分バグも多かった。
そして私の性格上、予定外のことが多い日々は精神衛生に響きます。
さすがに長年勤めているとすぐに解析できるようものも増えましたが、難易度の高いバグや面倒な話が無くなることはありません。「今日は難しい不具合の連絡なく無事に終わるといいな。」そう思う毎日でした。

合わなかった理由③:職場が遠い

世の中の時間で、通勤時間が1番無駄だと思っています。
単純に通勤往復4時間弱というのが辛かった…

一応身だしなみに人並の気を使う系女子でしたので、5時半起きで頑張っていました。
唯一の救いは電車で必ず座れたこと。着席後ほぼ寝ていました。
若かったのでなんとかなりましたが、今なら体力が削られてもっとしんどかっただろうなぁと思います。

しかしこれだけ長く勤めた職場、自分に合っていると感じた部分もありました。

続けられた理由①:チームに恵まれた

顧客先常駐での開発では、人間関係の問題が付き物。
ネットでよく見かけるのは、顧客先なので疎外感を感じたり、顧客や取り纏め(親会社や協力会社等)が高圧的だったり、無茶ぶりしてきたり…といったところでしょうか。

私の場合、この常駐先で人間関係の困りごとは全くありませんでした。
自社の社員が10名前後、親会社や協力会社の社員もいましたが同等の立場で話せましたし、顧客先の社員の方々もフランクな方ばかり。
幸い一緒に休憩にいけるレベルで気楽に雑談できる方も複数人でき、顧客先常駐でよくある気疲れは全く無かったのでした。

また配属されたチーム環境がよく、チームリーダーやその上で取り纏めをする方がどちらも私が出会った方々の中で1, 2を争う頭の回転の良い方でした。
リーダー格お二方がとてもつよつよだったので、理不尽な作業やスケジューリングは発生せず。突発的な作業があっても必要な日数をきちんと調整してくださるんですよね。
困ったときの相談にも非常に的確なアドバイスをくださり、新人の私としては心強いチームでした。

続けられた理由②:職場環境の心地よさ

前述の通り理不尽なスケジューリングを回避されていたので、残業はIT業界にしては少な目だったと思います。
1回だけ知識不足のため月60時間いきましたが、それ以外は月20時間いかないことがほとんどでした。有給も取りやすい文化で、月1ペースで気兼ねなく休んでました。
後に分かることですが、SIerにしてはスケジュールをある程度自分で決められたのである程度自由度がある職場でしたね。

また、1人1人の空間がとても広く取られていたのが個人的に◎。
詳しくは書きませんが、一目をあまり気にしないでよい座席配置だったのでとても気楽でした。休憩スペースもあり、仲の良い方とよくお茶を飲みに行っていました笑

短期間のプロジェクトではなかったため過密スケジュールにならず、ゆとりを持った働き方ではあったと思います。

続けられた理由③:英語が使えた

海外と共同で開発を行っていたため、日常的に英語を使う機会がありました。特にメールやチャットといった文字のコミュニケーションはほぼ毎日発生しました。稀に会話する機会もありました。
将来英語を使った仕事をしたいという思いがあった訳では無いのですが、仕事で英語を使っているという根拠の無い優越感がありました笑
TOEIC600点前後程度の英語力でしたが、そこまで困ることはありませんでした。


上記を理由に快適だと思う面もあり、仕事にやりがいが無い日々でしたが病むことはありませんでした。
ちなみに転職した方がいいのか・・・とずっとモヤモヤしていたので、当時転職エージェントに相談したことがあります。
初回面談で「明日職務経歴書を作成してください」と言われ、急に動くつもりじゃなかった私がそれ以降お世話になることはありませんでした笑
結局辞めたいけどやりたい仕事はないという状況では転職に踏み切れなかったんですよね・・・。

今思えば転職は早いほうが選択肢が広がるし、転職しないまでも何かしら行動を取るべきではあったと思います。

次回へ続く。

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