繊細さんの人生デザイン3つのヒント
HSPの活かし方
HSP(繊細さん)について20年以上学んできたから伝えられること。
HSPさんに限らず、「あなたの人生をあなたがデザインして楽しむには」という視点でメンタルトレーナー、ファッションコンサルタント、デジタルコンテンツクリエイター等様々な角度からサポートする【accumulation consultant】として活動をしておりますが、HSPの特性に心当たりがある方が繊細な特質を活かすにはこの3つは外せないかなと思います。
①10のことを100受け取っていないか考える
HSP気質を持っているのに、発達障害の方との関わりも長い私。
私が関わっていた思考のチャンネルがころころ変わるタイプの発達障害さんの言動は深読みしすぎる私から見ると結構負担が大きかったです。
でも、冷静に話しているうちに気づいちゃったんですよね。
彼らの思考がコロコロチャンネルザッピングする思考を、HSPの深く考えすぎて錨を下ろして動けなくなる思考にMIXできないかな…と。
まだ人に伝えられるほど言語化するには至っていませんが、発達障害×HSPの組み合わせは「カサンドラ症候群になります」というデメリットだけでなく、メリットもあるという事に気づけました。
その中でまずHSPさんに気づいていただきたいと思った事が「共感力が高く、空気を読みすぎてしまう繊細なあなたのアンテナが感じている事実は果たして真実なのか」という事。
同じ職場のAさんが普段とは違う仕事を割り振られたとします。
「あ、Aさんは大変だと思ってるな」と察して自ら肩代わりしているHSPなあなた。
本当にAさんは「困っている」のでしょうか?
確かに「ノンストレス、超余裕」ではないかもしれませんが、「不安だけどやってみよう」と思っているかもしれない。
「え~、めんどくさいなぁ」くらいでたいしてストレスにも感じていないかもしれない。
前者の場合はあなたが肩代わりすることは相手に「あなたじゃダメ」と能力を頭ごなしに否定する上に、成長の場を奪っています。
後者の場合はあなたはタダの都合のいい人に成り下がっていて、なんなら相手は「めんどくさい事は人に頼めばいいんだ」という思考を補強しているかもしれません。
確かにAさんは「仕事を増やされた」という事実があります。
でも、その事実に対する解釈は何万通りもあると思います。
HSPのあなたが10のことを100受け取ることで話をこじらせていること、あるかもしれません。
②境界線を引く
これもHSPさんに限った話ではないのですが…。
心理学の中には「課題の分離」という考え方があります。
「誰の問題か」を見極めるわけですが、HSPさんは特にこの境界線を引くのが苦手なケースが多いと思います。
他者との線引きもそうですが、「ここまで頑張る」とか「これ以上は手を出さない」という線引きもHSPさんは苦手な気がします。
だからただでさえ刺激を感じやすいのに疲れ切ってしまうとか。
「もう少し頑張れる」と頑張りすぎてしまうとか。
ここは鬱などの方にもハマるし、HSP以外の方にも心当たりがある方には意識してほしいこと。
どこまでが自分の役割としてやることなのか。
どこからがオプションでやっていることなのか。
…オプション部分は毎回やらなくてもいい事だもんね。
あなた自身の心の安定や幸せを捧げてまで誰かに尽くす必要はありません。
あなた自身が小さくてもいいので「幸せ」を感じてた上であふれたものを他者に分け与える‥‥。
そんな「余裕」や「余白」がお互い依存しない素敵な関係が生まれるんだと思います。
③ダウンタイムをとる
HSPさんは感覚が敏感なので音や色、光も含め様々な刺激に疲れ切ってしまいます。
そんな脳を休めるためのダウンタイムを取ることを意識してみませんか?
具体的には「ホッとできることをする」んですが、これも人それぞれですよね‥‥。
私は温泉に行っても旅行にってもサウナに入っても美味しいもの食べてもピンとこない。
どうしたものかな…と思っていたらどうやら私の場合「学ぶ」「勉強する」「読書する」がダウンタイムになっている様子。
なのでこうやって文書投稿するのも癒しの時間だし、通勤途中に小説を読みふけるのもダウンタイムだったりします。
自分を知って自分を癒す
結局まったく同じ人はいないので「〇〇さんが言ってた」アイディアが必ずしもあなたにハマるとは限りませんよね?
ダイエット法も然り、勉強法も然り。
ただ、その根本にあるものを理解して、自分に最適にあてはめられる方法をみつけることが大切かなと思います。
自分が無理なく続けられること
「できた」を積み重ねて自分に自信をつける事
あなたがわくわくし続けられる方法
HSPさんに限らず、「自分を知って自分にハマった方法で」というのは鉄則。
その中で「HSPなんです」や「ASDなんです」「ADHDなんです」なんて細分化した取説があるのって逆にラッキーだと思いません?
「診断」をマイナスに受け止めずに活かすところから始めてみませんか?