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「論語」と現代の私たちの生活環境。

「論語」

ご存知でしょうか。

孔子という思想家で、儒教の開祖といわれ尊敬を受けた方の語った言葉たちです。

孔子とその弟子との間の問答をまとめたものが『論語』になります。

私は孔子が残した言葉たちが大好きです。2500年前の言葉ですが、現代にも通じる教えがあり、こころが温まる言葉が多いのです。

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孔子は幼児期に父を亡くします。母親は女手一つで孔子を立派に育てます。父親60代、母親が16歳のときの子供のようで、母親は正妻ではなかったという書記から、正式な結婚で産まれてきた子ではなかったようです。

孔子の幼少時代は決して、裕福でもなく精神的にもきつかったのではないかと思います。

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大人になった孔子は「長人」といわれ、身長が2メートルくらいの大男だったようです。

「私ほど真面目な人間はいるだろうか、私ほど熱心に学んだ者はいないだろう」

そう自分で言い切るほど、勉強が好きだったんだろうと思います。

また孔子は色々な場所へ足を運び、赴き、いろんな様々な人と出会い、尋ね、学んでいます。

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孔子は魯に帰国して弟子の教育に熱心に力を注ぎ、彼を慕う弟子の数は3000人以上いました。

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74歳で生涯を終えますが、その孔子の言葉を弟子がまとめたものが「論語」です。

2500年も前の言葉なので、一見難しくわかりにくい言葉です。しかし、読み解くと、現代の私たちにも通じる教えがたくさんあります。

私たちの人生は、いろいろあります。迷うこと、つまずくこと、時には心配事で眠れなくなったり、心が疲れてやる気を失って気力がなくなったり、自信をなくして世界でたった一人のような孤独感を味わったり・・

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そんなとき、一人じゃない、落ちた心にジワーっと広がって滲みてくれる、一筋の光が見えてくるようなそんな言葉たちが多く綴られています。まるで孔子が支えてくれているような、温かい気持ちになります。

孔子の残した言葉を一つ、紹介します。

「子、四を絶つ。意なし。必なし。固なし、我なし」


訳「先生は決して次の4つを持たなかった。自分勝手に進める“意”は持たず、あらかじめ決めた通りにやる“必”持たず、執着する“固”がなく、我を張る“我”を持たない」

物事に柔軟性を持たせ、相手に歩み寄ることができ、良い考えは良いと認め、賞賛することができる、という素晴らしい考え方だと思いませんか。

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人は40代、50代と年齢を重ねると人に忠告やアドバイスを受けることが少なくなってきます。

それは年齢を重ねると人は、素直に受け入れられなくなってくることを周りも知っていて、「言っても仕方ない」「面倒だ」など思うからではないでしょうか。

言ってくれる方が周りにいることは何歳になっても有難いことと思わなくてはなりません。

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10代20代の若い子でも、素直に聞いているように見えて、腹の底では納得しておらず、流してアドバイスを聞かない人も見受けられます。

全部がそうだとは思いませんが、先人の、年齢を重ねた先輩の意見は貴重なものとして、有難く受け取り、参考にすべきだと思います。

「柔軟な考え」を持つべきだということ。自分の考えに固執するばかりでは、成長が偏るということ。
人間は何歳になっても伸びしろがあると思います。

それは「素直な心」、良い考えは良いと相手を「賞賛できる心」が周りとの、良好な関係を保つのではないでしょうか。

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いつでも「柔軟」な、「素直」な心でいたいものです。


最後まで読んでくれてありがとうございました。孔子の言葉はまだまだたくさんあります。また紹介していきますね。皆さんの心に響く言葉がありますように😄🌈


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