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「仕事辞める」を言えない苦しみから抜け出した方法

私は、地方公務員として働いている。
そして、9月末で退職する。
7月の上旬、所属長に退職の意志を伝えた。

所属長にはすんなり言えた

一番最初に所属長に話した。

面談の機会が欲しい旨を所属長に業務メールで伝えた。
その日のうちに、ミーティングルームをおさえてくれた。

話始めは、心臓が口から出そうだった。
私が話し終えるまで、全く遮ることなく聞いてくれた。
「『嫌で嫌で辞めます』って言われたら、引き留めようと思った。」
そう言いながら、やりたいことができて辞めるなら一切引き止めないし、むしろ応援するとまで言ってくれた。安心した。

「直属の上司や係員には、8月には言えてるといいんじゃないかな」
そう言われていた。

言えないまま7月が終わった

直属の上司には言えないまま、人事課に「退職願」を提出した。
所属長以外の人に全く言えなかった。
何を言われるか、どう思われるかわからない不安で仕方なかったのだ。

早く言わなければ、引き継ぎにも影響が出る。
辞める日は決まっている。でも言えない。

明日こそは、今日こそは、そう思いながら日々が流れていった。
気づけば、退職願を提出してから、1週間以上経過していた。

「まだ言えてない」という事実がのしかかった。

本を読んでも集中できない。
noteの投稿したいのに、気力がわかない。
食欲もない。胃腸の調子も悪くなった。
夜中に何度も目が覚める。

前向きな選択をしたはずなのに、苦しんでいた。

退職について調べた

ネット上で、同じように苦しんだ人を探した。
どのように乗り越えていったのか、参考にしたかった。
「辞める時はしんどかった」という内容はよく見かけた。
しかし、具体的な状況まではわからなかった。

転職サイトの記事などで、退職の手順を説明しているものを読んだ。

「まずは直属の上司に話す」とあった。
直属の上司をとばしてしまうと、関係がこじれる恐れがあるとのことだった。
いや、もう手遅れやねん。余計に不安になった。

調べれば調べるほど、不安が増幅していった。

所属長になら話せる

直属の上司や係員には、全く言える気がしなかった。
でもなぜか、所属長には「言えてない」を伝えられる気がした。
再度、所属長に面談をお願いした。

・所属長以外の人に話せていないこと
・年度の途中で辞めることに申し訳なさを感じていること
・辞めることが言えなくて、体調を崩していること
・直属の上司をとばしてしまったこと

不安に思っていることを伝えた。
所属長から伝えていただくことになった。

それはもうあっさりと決まった。

苦しみからの解放

面談の直後、所属長が「私が9月末で辞めること」を直属の上司に伝えてくれた。
直属の上司に呼び出された。吐きそうになりながら伺った。
・話しやすい雰囲気を作れなくて申し訳ない
・やりたことがあるのはいいこと
・仕事は心配しなくていい
そんなようなことを言っていただいた。ひと安心できた。

こんなにも早く、数分で解決することに、何日も悩んでいた。
本当に苦しい数日間だった。
辞めることを言えないでいた苦しみから解放された。

もちろんこれがゴールではない。
私が辞めた後もきちんと処理されるよう、引き継ぎをする必要がある。

やっと前に進め出した気がする。
とりあえずよかった〜

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