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オオサンショウウオの原種が減っている話

2週間前に爬虫類のイベント「四国ブリーダーズストリート」に参加しました。そのときに、四国水族館の飼育展示部長下村さんのトークショー「オオサンショウウオのはなし」を聴きました。

オオサンショウウオは国の特別天然記念物に指定されています。しかし、原種のオオサンショウウオは、激減しているそうです。理由は、チュウゴクオオサンショウウオとの交雑種が増えているから。

外来種であるチュウゴクオオサンショウウオの方が性格が凶暴だそうです。そして厄介なのが、原種は川の上流に住んでいます。しかし、交雑種は川を降りて、さらに別の川に侵入していってしまうため、他の川でも交雑種が増えてしまうそうです。

交雑種と原種を見分けるのは難しいため、オオサンショウウオを見つけたら、勝手に捕まえたりせずに専門家を呼んで欲しいとのことでした。(基本的に特別天然記念物なので捕まえてはいけません)

過去には京都の鴨川で黄色いオオサンショウウオが見つかりました。

トークショーでは用水路で見つかった当時の写真を見せてもらいましたが、上記の写真よりもっと黄色かったです。黄色変異個体と呼びます。通常の茶色ではなく黄色い個体は、目立つため天敵に見つかりやすく、生き残る確率が低いそうです。

初めて爬虫類のイベントに参加して、通常のペットショップでは目にできないような珍しい生体を実際に見ました。またトークショーでは、普段聴くことのできない貴重なお話が聴けて、生き物に対する理解が深まりました。

このイベントで生体を購入しました。

ニシアフリカトカゲモドキのベビーで、小豆(あずき)と名付けました。性別は不明です。ほとんどシェルターに引きこもっていて、姿を見てくれませんがベビーの間は繊細なので仕方ない。今後の成長が楽しみです。

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