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退職後すぐ就職しない人の社会保険

9月末で公務員を退職した。転職するわけでもなく、特に詳しいことは何も決めずに退職し、この2週間ほど無職の日々を過ごした。個人事業主としてやってみようと決めたので、明日開業届を出そうと思っている。

開業届の前に、社会保険の申請でいろいろ手こずったので情報共有する。

日本は「国民皆保険制度」

めちゃくちゃ簡単に言うと、国民みんななにかしらの健康保険に加入する義務があるよ〜(生活保護受給者は除く)という制度である。

会社員だと社会保険に加入していて、公務員は共済組合に加入している。退職してすぐ転職する場合は、また新たな会社で社会保険に加入することになる。私の場合は、公務員から無職なので下記3つのうちどれかを選択することになった。

①夫の扶養に加入
②任意継続
③国保加入

保険料が安い順に上から並べている(あくまで私の場合)。私は、事情があって夫の扶養に入れなかったので、②任意継続を選択した。毎月払い、年払い、半年払いが選択できる。年払いか半年払い(前納)を選択すると割引が入ってお得。

任意継続の申請は、退職後20日以内にしなければならなかったり加入の条件があるので注意が必要である。10/4(水)に書類を窓口に提出した。現時点で音沙汰なし。公務員時代の保険証は返却したため、未所持のままである。

数ヶ月に一回の通院日がきてしまったので、病院の窓口で事情を説明し、10割負担で受診した。保険証が完成したら、病院に保険証と領収書を持って行けば、7割は返金してもらえる。

それにしても、保険証がないのは不便である。緊急時など不安だ。早めに手続きするに越したことはない。

国民年金の手続きに必要な書類

私は、国民年金の手続きに行くのを忘れていた。というのも、資格喪失証明や離職票的なやつが届くと思っていたのだ。それが届いてから手続きに行くものだと思っていた。公務員はどうやらそうではないらしい。危ないところであった。

・年金手帳
・マイナンバーカード(本人確認書類も兼ねる)
・資格喪失証明書または離職票など、退職が証明できる書類
・通帳、銀行印(口座振替にする場合)
・クレジットカード(クレジットカード払いにする場合)

退職時にもらった資料をみても、どうやって退職を証明すれば良いのかわからず、ネットで調べた。私が住む自治体のHPで公務員の場合は辞令書でも可という文言を発見し、持参できた。

「退職時の資料に書いといてよ」と思ってしまった。必要な情報を得るのが下手で、辿り着くのに小一時間消費した。

国民年金も前納がお得

任意継続の支払い方法で、まとめて前納すると割引が入ってお得だった。国民年金も同じように前納がある。半年、1年、2年と選べて、期間が長いほどお得になる。

自治体によって異なるかもしれないが、支払い方法もさまざまで、納付書払い、クレジットカード払い、口座振替から選ぶことができた。支払い方法によって、割引の金額が変わるので確認が必要である。

知らなかった付加保険料制度

月額400円という少額な掛金で、年金に上乗せできる制度である。ちなみに、国民年金2年前納の割引額に収まる額で上乗せできてしまう。

付加保険料の納付

国民健康保険料は、前年の所得によって金額が決まるので人によって違う。国民年金の納める金額は一律で、毎年変更がある。付加保険料は変わらず400円だ。

デメリットを挙げると、受け取り時に今より物価が上昇していたら、実質的な価値が下がってしまう。早く亡くなると損をする。以上2点ぐらいだ。私は、付加保険料も支払うように手続きした。

・・・

実際に自分が経験してみないと、わからないことのオンパレードだった。会社員を続ける人にとっては全く必要のない知識かもしれないが、非常に勉強になった。

個人事業主になるなら、損しないようにするための知識が必要である。今回の社会保険制度の申請は、ウォーミングアップになった。この投稿を読んでくださった皆さんには、自分にとって何が最善かを調べて選択していってほしい。

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