ワンマンライブの感想

ワンマンライブは本人達にとっても、ファンにとってもかけがえのないものだ。

メンバーは各公演全てを確実に常に最上級のライブを作り上げていくために、構成から通してリハーサル、見直して訂正をしていくことの繰り返し。全国規模になると途中でセトリ変更を加えていったりなど、より進化させていく。全公演完走するために、体力や調子を万全に整えていく。そして、来てくれた人たちのために全力で踊って歌い、時には会話をしたり、心を込めて言葉を届ける。遂げた後の達成感など様々なあふれた思いをかみしめて、また次のツアーに向けて準備をしていく。

逆にオタク側はどうだろうか?ファン達にとって中には一つの公演しか行けない人も少なくはない。全通する人もいるだろう。それぞれみんなが行く回数は違えど、たった一つの共通点である目的が「推しに会いに行く」。経歴は人それぞれ、推しに対して抱いている思いも違う。でも最終的には会ってみたい、見てみたいからライブに行くことに繋がる。だからツアーの中の一つ一つの公演が成り立っている。

なぜ急にこんなことを書き出したのか。ONE N' ONLYが去年の秋から行っている47都道府県全国ツアーHook Up!の山形公演に参戦した。個人的にワンマンライブは去年のサマステぶりということもあり、改めてライブの良さを実感した。

※ここからはネタバレになります

いつも直弥くんのキュートさ満載の笑顔が私の生きる源だったので、生で見れたときの幸福度といったら言葉にならない。マイラブで踊るときのクシャッとした笑顔の直弥くんをみんなに共有したい(泣)

永玖ちゃんは癖のないダンスに、綺麗な歌声でパーフェクトかと思えば、マイクを思いっきり床に飛ばしてしまうハプニングで焦っちゃう姿にみんなにっこり。あの後ずっとマイクを大切そうに抱えていて可愛かった・・・

哲汰くんのどんな時もポジティブな心構えは私も見習いたい。最後のメンバーが一人ずつ感想を言うときに「幸先良いですね!!」と言っていて、それまでしんみりとした空気が少し明るくなった気がした。

謙信くんのピュアさとは裏腹に強めの低音ラップに、C&R(コールアンドレスポンス)で47都道府県ごとにアレンジして暗記するという驚異の頭脳派王子。

玲くんの曲に変化をもたらしてくれる声域の幅広さをもつ歌声と、指先までしなやかに踊りながらも表情管理は忘れない。個人的にYou areでの二番の入りが好きで好きでたまらない(頭抱え)。

颯斗くんの初っ端からステージの真ん中で踊るソロダンスには誰もが目を引き付けるセンスの塊と、力強さにはきっと全人類を虜にさせるほどのオーラを引き放っているだけじゃなく、今まで努力してきた成果が表れている気がする。

とにかくもっと感想はあれこれ言いたいところだが、まとまらなくなりそうなのでこれだけ。ワンエンオンリーってとにかく魅力的しかない。

彼らを推し始めたのは2022年。当時はまだZepp規模で、SO(ソールドアウト)になることも少なかった。秋ツアーUNITEでのオーラス(最終公演)では今は無き「中野サンプラザ」の席をすべて埋めることはできないまま当日を迎えた。そこで見て感じた彼ら六人の悔し涙と決意。そこからもっと応援してあげたい、悔し涙じゃなくてうれし涙を見たいという気持ちが確信に変わった。コロナ禍が緩和したからか、そこから彼らの活動はどんどん盛んになって行く。主演作品となったバトルキング、テレ東のテーマソングになったり、CDTVに出演したりと。あの時じゃ考えられなかったことが現実となっていく。

そして今回のツアーも全公演が年内にSOになるという、驚異の結果を成し遂げる。今年で6年目、まだまだ成長していくからこそ、次は何を見させてくれるのか?このワクワク感・好奇心を広げさせてくれる推したち。どこまでも健気にファンのことを考えてくれている、愛おしさがあるグループ。

今回の小さな箱でやる新鮮さが有りながらも、ファンのみんなとHook Up(つながる)することを第一として全力で期待に応えてくれていた。しかも47都道府県全てに、たくさんのファンが居たことを実感してオタクとしても嬉しくなった。これからもずっと応援したいと思わせてくれるそんな6人のことがもっと大好きになった公演だった。


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