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支えているようで支えられている。


夢が叶って今を過ごしてる人ってどれくらいいるんだろう。

「子どもの頃からの夢を叶えてる人、初めて聞いたかも!それってすごいよね!!」
と言われたことがある。

ひとに言われて初めて気がついた。
「こういう人になるぞ。」「この職業に就くぞ。」と子どもの頃から(私の場合は物心ついた頃からずっと)変わらず思っていたものに向かってひたすら進んで、それを実現させて今働いているわけだけど、それってすごいことなんだなぁ。と。

でもね、私の場合はそんなすごいって言われるほどのものじゃないんだよ。

「ピアニストになりたい」とか、「絵を描くひとになりたい」、「歌手になりたい」、「うたのおねえさんになりたい」とか。
なりたいものはいろいろあった。 

けど、まぁでも上には上がいるし、なんだかんだどうせこれになるんだろうなー、、。
みたいな妥協を割と早い段階(小学生低学年くらい)からしていた。
だから、それらの夢を悟られないように、(決してなりたくないわけではなかったし、今の職業もなりたいものではあった)表向きの現実味のある夢を語って、それに向かってただレールの上を走っていた。

今、理想と現実のギャップを感じることが多く「そもそもなんでこの職業につきたかったんだろう。」「なにを目的としてるの?何を目標に?誰のために?」「なんでこんなに悩んでるの?」と、自分でもわからなくなって。
改善すればいいだけのものだとわかっているけど、上手くいかずに逃避してしまう。
あったはずの意欲がどんどんなくなって、とりあえず1日をなんとか無事に終えることだけを考えているいま。


んあああああ!!!!!!
と、なっているところに、

「うまくいかない、誰か助けて」

の文字。

いっしょー!!!((心の声
「仲間仲間〜、いつでも話聞いたる〜◎」
と、メッセージを送りつけた。

はじめは遠慮していたようだけど、少しずついろいろ話をしてくれた。
ほんとにいろんな話をした。


「ありがとう」

たくさん話をして少し元気が出たと。
けれど、元気をもらったのは私のほうだった。

支えているようで支えられていると感じた。

私は誰かの話を聞いたほうがいいみたい。
その次の日から驚くほど気持ちが変わった。
なんだかとっても気分がいい。
出勤前のモヤモヤも、きゅっと締めつけるような気持ちも。
これまでの靄が一気に晴れる…とまではいかないけれど、雨上がりのように、少しずつ少しずつ晴れていった。
風が優しかった。
光が心地よく、爽やかな気持ち。


話を聞いて、話を聞いてもらってから1週間。
その1週間は少し心が軽かった。



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