【子どものワガママにイライラする時】
子どもがワガママばかり言ってくる時って
つい反応的になりませんか?
「もう、またワガママ言って困らせる!」
「ちょっとぐらい我慢したらいいのに!」
「いつまでそんな自分勝手なこと言ってるんだろ!」
忙しい時間帯だったり
疲れて帰宅した後だったり
家族サービスでお出かけ中だったりしたら
”仏の顔も三度まで”
まあ、イライラします。
忘れもしない、、
わが子たちが幼児期の頃。
めちゃくちゃ暑い炎天下
テーマパークに行きました。
暑さだけでも苦行のようだった時に
抱っこ抱っこと言ってくる息子と娘に
鬼か?とも思うような態度をとったあの日。
今思えば
こう捉えていたなら
イライラして怒る必要なかったなー
と思う”考え方”があるので書いてみたいと思います。
「ワガママ」と
ひとくくりにして捉えると
湧いてくるのは「ワガママ言ってはいけない」
思い浮かびやすくないですか?
ワガママ言ってはいけません
と耳にした体験があったかもしれないし
我慢しなさい
と言われてきた体験があったかもしれない。
「ワガママ」=やめさせた方がいい
子どもの「ワガママ」はそのままにしていてはいけない
無意識にそんな思考が自動的に浮かんでくる
なんて事ありませんか?
世間一般的なイメージからも
印象づいてきた「ワガママ」という概念で捉えると
やめさせなきゃいけない!気がして
イライラしてきたり
”この子をワガママな子に育ててしまった
親である自分の責任”のように感じて(私たち親って責任感が強いから)
変な焦りが出てきたりするから
一生懸命「なんとかしなきゃ」と頑張ろうとするんですよね。
無意識ですけど。
じゃあ、どう捉えたら
イライラする必要も
自分のせいで、、と焦る必要も
自分がなんとかしなきゃと頑張ろうとする必要もなくなるかというと
「ワガママ」→子どもが求めていることがある、伝えたいことがある
ただそういう事実がそこにある
と捉えてみるんです。
求めていることがあって、伝えたいことがあって
それをただ表現している子どもがそこにいる、というだけ。
そしたら
「親としてちゃんとしなきゃ!」
というプレッシャーから離れることができるんです。
(このプレッシャーが、子育てがしんどくなる要素でもあるので)
子どもが求めていることがあって、伝えたいことがあって
それを表現してるんだなー
と事実としてだけ捉える。
子どもがどうしたら
自分で折り合いをつけようと考え始めるのかというと
求めていること、伝えたいことを
聴こうとしてくれている
理解しようとしてくれている
応援したいと思ってくれている
と感じる時だと思うんです。
私たち大人もこんなことないですか?
うまくいかないことがあった時に、弱音や愚痴を誰かに聴いてもらいたくなること。
「ちょっとぐらいがんばれよ」
「何弱音吐いてんの」
「そんなことぐらいで甘えるな」
とか言われちゃったら凹みます。
でも、
自分の表現している気持ちを
聴こうとしてくれたり、応援したいと思ってくれたりする人が
1人でもいてくれたなら
「話してもいいんだ、受け取ってもらえるんだ」と
嬉しい気持ちになるし、安心すると思うんです。
その後は気持ちがスッキリ晴れて
また明日から頑張ろう!って気持ちになって
エネルギーが貯まる。
子どもも同じで
この子は求めていることがあって、伝えたいことがあって
それを表現してるんだな
そんなあなたを応援したいと思ってるよ
これ、実際に言葉にしなかったとしても
心の中で想っているだけでも
実は子どもの反応、態度は変わります。
要は、自分で折り合いをつけようと考え始める。
自分の範囲内でできることはないか?と考え始める。
人本来の ”成長したい” という本能的な気持ちが湧いてくるからです。
そしてね、
「応援したいと想っている」
これって、私たち親の ”本音” だと思うんです。
だからその本音で子どもと関わればいいし
応援したいと想っている気持ちをそのまま表現したらいい。
そして、実際に応援者になったらいい。
”親としてどうか” ってプレッシャーを
自分に課せると苦しくなるから。
お母さんの気持ちがちょっと軽くなると思います。
あともう一つ!
この考え方で捉えていると嬉しいことがありますよ。
1人でも応援したいと想って関わってくれる人がいて
求めていること、伝えたいことを聴こうとして
心を寄せてくれる人がいる
そう受け取った子どもは
この先、誰かと関わり合いを持つときに
自分がしてもらったことと同じように
心を寄せて関わろうとする。
これこそ、私たち親が
本当に願っている子どもの成長なんじゃないでしょうか。
参考になりましたら嬉しいです。
子育てがラクになったり
親子関係での幸せを感じる瞬間が増えたりする
”考え方”を伝える活動をしています。
『しあわせになれる自作自演モデル』というメソッドをつくり
全国のお母さんたちや、教育現場、企業での講演をしています。
こちらの公式サイトに
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