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飲みながらマジカルバナナし続けたい。

初めまして、そしてお疲れ様です。
交換日記note移行初日かつ、恩田さんとの連番でとても緊張しております、
インターンの成田です。
日常であった嬉しかったこと、「ちょっと一言物申させてくれ!」と思うこと。
そんな自然に湧き上がり、思わずこぼれ出したことを取り留めもなく書いていくつもりですので、どうぞ気楽に読んでいただけると嬉しいです。

今週の日記:「ドレスを着たゾンビ」

突然ですが、春ですね。先日、初めて友人の結婚式に行きました。
友人の仕事仲間や幼なじみ、相手方の関係者…たくさんの人がいました。
新郎と新婦の交友関係が面白いくらい違うのですが、お互い違うベクトルでキャラが強すぎて、同じ箱にいることが何とも不思議でした。

そして和装の挙式から、披露宴、二次会。朝から晩まで1日がかりで、
かつ、二次会で景品のクラフトビール6本セットを当ててしまい、引き出物と6本のビールを両手に、帰り道はもう「ドレスを着たゾンビ」と化していました。

正直とても疲れたのですが、約5年?飽きずに、懲りずに月一程度飲みに行っていた先輩であり友人の新たな門出に立ち会うことができ、とても感動しました。
この場をお借りして、お幸せに!

前置きはこの辺にして、記念すべき1週目の質問は、

今週の質問:「カッコイイとは、どういうことさ?」

とりあえず、辞書で調べてみました。

格好いい:見栄えがしたり、態度・行動がさわやかだったりして心ひかれる、という気持ちで使う語。すばらしい。

goo辞書より

ふむふむ、

では英語に訳した場合どうだろう?一番に思いつくのは「cool」 。
ネイティブでもなく浅学な私からすると字面からちょっと冷たい印象を受けるな、
私のイメージでは暑いまでは行かないものの、もうちょっと温度感があるような、

うーん、かっこいいってどういうことなのさ…

困った時は、バーに行こう!

困った、困った。
そんな時、私は家の近くのバーに行きます。
人生の先輩たちに教えを乞いに、(という名目で飲みに)

決して気取った感じのバーではなく、マスターと肩を並べながら一緒にお酒を酌み交わすくらいの小さくてアットホームなお店。
(こんなにお世話になっているのに場末のバーとか言ってすみません…)
マスターも59歳、よく話す常連さんも世代がちょっと離れている空間。
末っ子・後輩気質な私にとって、こ、心地よい…

乾杯もそこそこに「かっこいいってなんですか?」とマスターに聞いてみると、

「私らの中では『スタイリッシュ』っていう言葉を使っていましたね」

場末のバーのマスター


ほほー、興味深い。
もっと話を聞こうとしたら、話が脱線しまくりまして、
「顎クイ」→「壁ドン」→「ぼったくり」?
連想ゲームのように話題が変わる。

飲みながらマジカルバナナ、またはブレストしているような感覚。
これまた、た、楽しい…

かっこいいについてのお話を聞こうと思ったのに何話してるんだか、
それぞれのぼったくられた話をしていると、
新しく入ってきたお客さんから、作曲家・坂本龍一さんの訃報を聞き、
急遽「坂本龍一さんを偲ぶ会」が催されました。

音楽ファンの皆様、すみません。

恥ずかしながら曲は聞いた事はあっても、「YMO」の存在をこれまで知らず、
なんの頭文字か当てるという罰当たりな遊びが始まり、
私がとっさに出てきた答えは、「イエロー・モンキー・オリジナル」…
※正しくは「イエロー・マジック・オーケストラ」の略称です。
なんか色々混ざっている…
そんな傍、
「俺は『イエモン(伊右衛門)』より、『おーいお茶』派だなー」
とマイペースなおじさまが一言。
絶対に違う方向に話題が逸れている…
なんとも罰当たりなことばっかりして、すみません。

・絶対にどこかで聞いたことがある、ザ・テクノな「RYDEEN」「東風」
・イカれてしまったのか?と心配になるけれどなぜか耳に残る「君に胸キュン」
・しっとりとしていて、つい目を閉じると脳裏に浮かぶのはビートたけしという、「戦場のメリークリスマス」

おおお、聞いてみるとクラシックからテクノまで本当に幅広い…
坂本龍一さんの愛称である「教授」とは、この音楽に対する幅広い造詣の深さからそう呼ばれるのか、大変勉強になりました。

この「坂本龍一さんを偲ぶ会」を通じて、私なりの「かっこいい」が言語化されました。
それは、

懐が広く、
無駄な力が入っていない、あくまで等身大な姿で繰り広げられる行動・言動。
さも当たり前かというように、自分の当たり前の範疇を超えた行動をされること。

なりたよしこ

です!

私なりのかっこいいの楽しみ方

マスターの話に話を戻すと、

「私らの中では『スタイリッシュ』っていう言葉を使っていましたね」

場末のバーのマスター

たしかに「洗練された」感じ。一理あるな。
でも、洗練されて、研ぎ澄まされて、磨かれて、表面ツルピカで付け入る隙がない。例えるなら殴ろうと思って腕を振り回しているのにスルリとすかされている感じ…

確かに格好よくはあるものの、私は「してやられたな、」と思ってしまいます。
・坂本龍一さんはじめアーティストの底知れなさ
・職場や男女関係における振る舞いなど
もちろん必要なこととは分かっていても、一線距離を取られているような感じがして、されたことに喜ぶ反面、ちょっと寂しい気もする。

私は「かっこいい」姿よりも、その武装からこぼれた、人間らしいふとした瞬間。
普段、悔しいけど「かっこいい」と思ってしまう人のそういうところを見て、
「してやったり」とニヤニヤすること、この人も同じ人間なんだなと思うこと?
これが歪んではいますが私なりの「かっこいい」の楽しみ方なのでした。

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