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バラゾウムシとバラの戦い

バラゾウムシなるバラの新芽だけを齧るという迷惑な虫がいると読んではいたが、けったいな虫もいるもんだなあくらいに思っていた。

油断大敵とはよく言ったもんで、我が家のバラにもとうとう出現した。

5ミリくらいの甲虫だし、基本的には新芽を齧っているところを捕獲して処分するものらしい(通称テデトール)。アブラムシ対策の薬は撒いたが、テデトールは忙しくてやらずにいたら、新芽が全部やられていたのに気づいたのは先週のこと。

 バラゾウムシ恐るべしーーー!

見ると、新芽の先端に、鼻の長い「バラゾウムシ」らしき虫が何匹もむらがっているではないか。落とすだけではまた這い上がってくるというので、コップを用意して、そこに捕獲、捕獲。7〜8匹くらい捕まえたかな。

それで今日。よく見ると、脇芽が大量に出ている。ただ、囓られた新芽は摘んでいたので、今週にやられた新芽があることもわかる。バラゾウムシはまだご滞在中の模様。また探してテデトールしなければ…。ただ、バラの新芽がにょきにょき出て葉を広げているところを見るに、個体数を減らしたバラゾウムシが食べる速度を、バラの新芽を出すスピードが上回ったようである。生き残って新芽じゃなくなった葉がモリモリ広がり出しているのを見るのはうれしい。バラゾウムシ、こいつはグルメなやつで、新芽じゃなくなれば食べないらしい。暖かい時期のバラの勝利か?

ただ、よく考えると、バラゾウムシは新芽しか食べないから、新芽を食べて枯らせば別のところから新芽が出てくる(しかも複数箇所)、それをまた食べると、また別のところから新芽が出てくる。たまに食べ残すくらいの量の新芽が出ると、それが栄養源となって、またおいしい新芽が出てくる。生態としては、バラゾウムシしか勝たんって感じである…。

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