あなたが合格しなければ、意味はない。教員採用試験の準備での鉄則です! by 川上貴裕

レトリカ教採学院(教採塾)の川上です。

川上貴裕

今回も、前回に引き続き【あなたが合格しなければ、意味はない】というテーマで、お話をしていきます。

教員採用試験の対策では、基本まだまだ、大人数での集団での学習スタイルを採る予備校や大学が多いです。

確かに、集団で学ぶ意義も大いにあります。

しかし、2次試験の演習となると、大人数の集団で学ぶ意義は、ほとんど効果はありません。

結局のところ、受講者からすれば、集団で学んでいる安心感が大きなところでしょう。

みんなと学んでいるから、所属している感が強くなり、学んでいる、という気分になっているだけで、実際は、一部の人を除いて、そこまで飛躍的に面接力が向上したり、パフォーマンスが向上したりしていることはありません。

というのも、集団での講義になると、講師からの直接のアドバイスよりも、集団内でグループを作ったり、話し合ったりして、受講生同士で対策をすることの方が多いのです。

○○ガチャという言葉が、もてはやされる時代ですが、集団での講義になると、グループガチャとなることもしばしばです。

集団講座で、ペアなり、グループ学習をする際に、メンバーに恵まれれば、ある程度の学習効果は期待できますが、その逆もまた、然りです。

高校や大学では、ある程度、偏差値によって、同じようなレベルの同級生が集まりますが、教員採用試験の対策講座はそうはいきません。

年齢も、学歴も、経歴も、パフォーマンスも違うので、グループ学習でタメになるアドバイスもあれば、まったくもって、期待外れということもあります。


かたや、予備校視点から、大人の事情を見ていきましょう。

予備校としては、個別で時間を割くよりも、短い時間で、多くの人を集めて講義をする方が、経営の観点で、旨みが大きいのです。

1人1時間として、3人の教師志望者と、計3時間分、個人面談をするよりも、同じ3時間であれば、何十人と集められる集団講座を開講した方が、経営としても、稼ぎとしても、効率的なのです。

また、受講生の視点に戻りましょう。

大人数での集団講座では、集団が多くなればなるほど、年齢も、学歴も、経歴も違う受講生たちに対する講義となるので、講師としては、一般論しか語らなくなります。

一般論とは、参考書に書いてあるような、誰でも語ることができるものを指します。

その集団講座での一般論を鵜呑みにして、教わった通り、面接で一般論を語っても、合格ができる人というのは、限られています。

採用されるとしたら、まず、人事の鉄則からして、若くて、現場未経験の大学生です。

その他では、ブランド大学出身者や、圧倒的にパフォーマンスが優れていて、誰からも好かれそうな人や、有名人で、教育委員会側が、「うちにぜひ来てほしい!」思われる人くらいです。

教員採用試験は、まだまだ保守的なので、民間から転職する人、何度も講師で不合格になっている人、年齢を重ねている人にとって、この一般論は、まったくもって、効果がありません。

だから、大人数での集団講座で学んだとしても、さほど面接や模擬授業のスキルが上がることはないのです。

一般論は一般論に過ぎず、あなたのための戦略には、なり得ないのです。


また、一部の予備校や大学では、合格率ばかりを大々的に宣伝しています。

その数値に期待して、集団講座で学ぶ人もいるでしょう。

大手になればなるほど、そのネームバリューから期待値も上がるというものです。

ただ、例えば、「合格率99%!」と謳われていても、あなたが残りの1%の枠に入っていたら、その数値はまったくもって意味がありません。

喧伝する割に、その合格率のほとんどが、小学校教諭志望者でかつ、大学生の数値であることがあります。

小学校であれば、今や低倍率となり、教師不足も叫ばれているので、誰でも受かるような自治体が多いです。

その小学校教諭の、しかも、更に受かりやすい大学生の合格率を、さも、全体の「教師志望者の合格率99%!」と謳っているのです。

その数値に踊らされて、「この予備校(大学)はすごい!」と短絡的に考えているようでは、あなたの合格は程遠いものでしょう。


あなたが、高倍率の中学や高校、養護教諭志望者であれば、喧伝されている合格率も、イコール、あなたの合格可能性には、ならないのです。

合格率を宣伝しているところは、結局、その数値を広告にして、人を集めているに過ぎません。

ここも、経営側の事情であって、あなたのための事情ではありません。


教採においては特に、受験者それぞれで、経歴・学歴・校種・教科・自治体が全くと言っていいほど違いますので、合格率自体に意味はありません。

我々、レトリカ教採学院(教採塾)は、それぞれの経歴・学歴・校種・教科の違う受講生さんたちを、本気で合格に導くために、常に、少数精鋭の講座を開講しています。

10月から開講の講座は、過去最高レベルの少数精鋭として、6~8人(面接系講座は6人,教職教養系講座は8人)での講座になっています。

限られた時間で、経歴や学歴、校種や教科の違う受講生さんたちを、個別最適な学び・戦略に導いていくには、本来は、この人数が限界です。

たくさんの受講生を集めて、一般論を語ることは容易いのでしょうが、お一人お一人に合致した、戦略を提供していくために、常に少数精鋭の講座を心がけてきました。


だから、我々の講座では、常に、個別のカルテや経歴に基づいて、お一人お一人に最適なアドバイスや戦略を伝授しています。

集団で学ぶことに慣れている人や、短絡的な人は、「人数が少ないから学ぶ意義も少ない」と陳腐な発想をしますが(笑)、少数精鋭だからこそ、あなたに特化した戦略・アドバイスを得られるのです。

少数精鋭だからこそ、あなたの発表時間や練習時間をより多く設けることができ、直接的な力量の向上に繋がるのです。

少数精鋭だからこそ、講師と直接対話をする時間も増えて、その場で、あなた自身の悩みや不安を即時解決できるのです。


少数精鋭には、あなた自身が合格するメリットが沢山あります。

かたや、大人数での集団講座における一般的なアドバイスは、必ずしも、あなたにとっての、ダイレクトな収穫にはなり得ないのです。

他の人へのアドバイスを見聞きして、メモを取っているくらいでは、あなたの力量には変換されないのです。

校種や教科、学歴や経歴が違う人とグループやペアになって、ただ単に、練習ごっこをしているだけでは、力量の向上には繋がらないのです


集団への所属感や、「大手だから」、「合格率が高いから」という安心感だけで、あなたの合格は勝ち取れそうですか?

大人数の集団の中で、一般論を聞いているだけで、合格できそうですか?

講師や、グループやペアの人は、あなたに最適な戦略やアドバイスを伝授してくれましたか?

集団に属し、学びを進めていこうとしているものの、去年と同じ結果が待っていそうではありませんか?


集団の中の、誰でもなく、「あなた」自身が、合格を勝ち取るために、どうすればいいのか、今一度、考えてみてくださいね。


川上貴裕
レトリカ教採学院

https://kyousaijuku.com/


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