ドメインの管理とDNSサーバの管理を混同してました
情シスになってドメイン関連作業をよくするのですが、ドメインの管理とDNSサーバの管理を混同していることに気づいたので、学びつつ情報を整理しました。
ドメインの管理とDNSの管理の違い
ドメインを管理するといったときには、ドメイン自体の管理と、DNS(ゾーン)の管理という2つの概念が存在します。
ドメインの管理
特定のドメイン名(例:xxx.com)に対して、自分(の会社)が使いますよという登録や更新を行うことです。
ドメインの管理は"お名前.com"や"さくらのドメイン"などのレジストラと呼ばれる認定された事業者を通じて行うことができます。
DNS(ゾーン)の管理
特定のドメインの範囲(ゾーン)に対して、各ドメインに対応するDNSレコードの設定・更新を行うことです。特定のゾーンのDNSレコードを保持するサーバをそのゾーンの権威DNSサーバと呼びます。
DNS(ゾーン)の管理は権威DNSサーバを自社で設置して行うこともできますが、"お名前.com"や"AWS Route53"などの権威DNSサーバやサーバに設定を行うWebUIを提供する「DNSホスティングサービス」を利用するのが一般的です。
混同される理由
多くのドメインレジストラがDNSホスティングサービスも提供しているため、ドメイン管理とDNS管理は混同されますし、明確に区別する必要もあまりありません。しかし、「ドメインを移管する」「DNSサーバを変更する」といったときには、これらの違いを理解しておくことが重要です。
ネームサーバとDNSサーバ
ついでにネームサーバやDNSサーバもややこしいので用語を整理しておきます。
DNSサーバ … 権威DNSサーバ(コンテンツサーバ)とキャッシュDNSサーバ(フルサービスリゾルバ)をまとめた、DNS(Domain Name System)の構成するサーバ全般を指す。
ネームサーバ … DNSサーバと同じ意味で使われる場合と、権威DNSサーバだけを指す場合がある。ドメイン管理サービスにおける「ネームサーバの変更」といった場合には、特定のドメインが含まれるゾーンの権威DNSサーバのことを指す。
参考記事
このあたりが非常に勉強になりました。
https://faq.future-shop.jp/hc/ja/articles/4419637565977
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