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GAFAに思うこと

Google
Apple
Facebook
Amazon
合わせてGAFA(ガーファ)ってやつですね。
Microsoftを加えてGAFAMとしてみたり、
Googleは社名Alphabetだし、FacebookはMETAに変わったってことでMAAA(マァーッ!)としてみたり。

これらの会社があまり好きではありません。まあバリバリ使ってるんでアレですけど。
特にGoogle、Amazonが嫌いでして。その辺を愚痴りたいと思います。

Googleが嫌い

まずはGoogleですね。長い間、ただの検索エンジンだも思っていましたが、いつの間にか日本の半分くらい支配してしまっているんじゃないでしょうか。

最強の検索エンジンとビッグデータ

無料で使えるメールアカウントとしてのGmailから入り、国籍、年齢、性別などの属性情報を取得。どんな企業からメールが届いているかも把握できてしまいます。
そしてその人が何を調べているか。どんなことに興味があるのかという、まさにお手本のようなビッグデータを扱う内容です。
ちなみに、インターネットで調べ物をすることを「ググる」と言って通じるようになって久しいですよね。

ITプラットフォーム提供

Androidのスマホを使用している人は、アプリはGoogle playから提供されているでしょうか。アプリを配信する方は、まずはデベロッパー登録が必要で、25ドルの初期費用が発生するようです。
アプリを使用する方は特段費用はかかっていないかもしれませんが、有償アプリを買う、またはアプリ内課金をした場合、その収入は割合でGoogleに流れます。

また、IT技術者でもなければあまり触れる人はいないかもしれませんが、後述のAWSみたいな環境を、Googleも提供しています。仮想サーバやアプリケーション開発環境のみならず、データ分析機能なども提供されている、はずです。
使い勝手などは知りません。どの程度使われているかも知りません。
日本ではAWSが筆頭に挙げられるので、そこまでかもしれませんね。

天下のYouTube

そしてエンタメツールとしてのYouTubeですね。かつてはニコニコ動画の違法アップロード先として認知していましたが、最近ではテレビに取って変わるほどの存在になりました。
YouTuberという存在も最初は酷い言われようでしたが、いまではテレビタレントがこぞってチャンネルを開設する始末。

昔は本当にただの動画を見る場所という感じでしたが、いつの間にか、再生数の多いチャンネルには収益化という概念がつき、一芸に秀でたものの稼ぎ場となりました。
その収益の出所として、広告もつくようになりました。動画再生数が増える=広告の再生回数も増える=稼げる、というわけです。
前述のビッグデータを活用して、相手を選んで広告を出せるので、その辺の広告よりも効果が期待できるものと、容易に想像できます。
またもちろんですが、広告費用全てをYouTuberで山分けしているわけではなく、Googleの取り分として割合で持って行かれていることも、想像に難くないと思います。

その前後で登場したバーチャルYouTuber キズナアイが流行るやいなや、いわゆるvtuberが爆発的に増加します。体の動きをカメラで認識して、CGを連動させて動かす仕組みで、元の容姿に依存しないことが増加の一因ではないかと考えています。
彼ら彼女らとセットで語られるのがスパチャです。投げ銭とも言われる、動画配信者にいくらかお金を贈ったり、それに伴って自分のコメントを優先的に読んでもらう仕組みです。
日本と海外では、スパチャの相手がガラリと変わるそうです。アイドル的な活動が盛んなのが日本くらい、というのも影響しそうですけど。
このスパチャを送る際にも、全て動画配信者に入るわけではなく、割合でGoogleに入ります。

経済や治安に悪影響では?

ここまで述べた広告費用、YouTuberという仕組みの2点が、少なくとも日本では悪影響を及ぼしていると考えます。

・広告費用
①元々テレビ、ラジオ、雑誌に広告を出していた広告費用がGoogleに流れる。
②Google向けの広告費用として余分にかかるようになる。

・YouTuber
①楽して稼げる方法への憧れが増す。
②才能を持たずに目指した者が、倫理観を無視した投稿で注目を集めようとする。
③国内のその他エンタメに費やす時間と金が減る。

こういったことから、日本の企業からみるみる金を吸い上げられ、若者の労働意欲は減り、無理して注目を集めようとしたものによって治安が悪化する、といったことが懸念されます。
実際に、いわゆる迷惑系YouTuberとして逮捕された人物もいます。今後さらに悪化すると予想しています。よくない。

また、再生数を稼げれば誰でも収益化できることから、暴力団の資金源とされる懸念もあります。
「稼げる」とかそういう動画で、中身が詐欺、なんてこともあります。
なにか対策できているんでしょうか。
まあ実質アカウント作り放題なので、対策するのも限界があると思いますが。

もっと言うと、表示される広告の質もよくない。広告と内容が全く違うゲームや、性的に誤認させたい魂胆が透けて見える脱毛屋や、詐欺丸出し屋などが、何度ブロックしてもゾンビのように復活します。勘弁して。

Amazonが嫌い

続いてAmazonです。も〜嫌いで嫌いで。

通販サイトの最大手

Amazonとだけ言えば、ほぼ全ての人がネットショッピングを想像するでしょう。前述の「ググる」に対してこちらは「ポチる」という言葉がさ浸透しています。
定期的にお得なセールを開催したり、定期購入に対応したり、お急ぎ便指定すると信じられない速さで届いたりします。
家電なんかは量販店で実物を確認して、良いと思ったものをポチる、なんてこともざらに聞くようになりました。
QUOカード感覚でAmazonギフト券、通称「アマギフ」がやり取りされることも増えました。

Amazonが急速に流行ったことで、宅配業者の対応が追いつかず、Amazonを取り扱う/取り扱わないで随分揉めた時期があったと記憶しています。
その騒動を受けてか、自前で宅配能力を確保する存在として、Amazonフレックスという仕組みを開始します。中身はUberですね。CtoCとでもいうのでしょうか。登録しておいて、働きたい時に働くスタイルです。
全員が勝手に置き配にします。指定してないのに。
なんなら置き配が雑に開けられ、その上からAmazon側の管理伝票シールが貼られていたことがありました。
配達員の質は、申し訳ないが粗悪と言わざるを得ないです。

ITプラットフォーム提供

こちらもITプラットフォーム提供を行っています。かの有名なAWS、AmazonWEBサービスですね。
パブリッククラウドとして構築された仮想サーバ群を、使う分だけ費用を払って使用できます。モノはすでにAmazonが準備していて、使う権利を得ればすぐさま使えるので、作業開始までとんでもない速さで辿り着けます。サーバのみならず、アプリ開発環境なんかも豊富に提供されており、IT技術に気軽に踏み入れられるようになりました。当然知識は必要ですが。

政府が主導しているガバメントクラウドで使用可能な環境としても筆頭として認められており、いかに日本のIT産業が骨抜きにされているかよく分かる惨状ですね。

エンタメツールも豊富

先ほどのECサイトとしてのAmazonに関連して、プライムビデオの提供があります。映像コンテンツのサブスクリプションサービスで、好きな映画がいつでも見られます。
つい先日まで劇場公開されていた映画が、もうプライムビデオで独占配信、なんてよく耳にします。シンエヴァ速かったですね。
他にも音楽のサブスクとしてAmazonミュージックの提供もあります。正直詳しく知りませんが。

量販店・物流に直接ダメージ?

前述の通りではありますが、量販店より安く買えるケースがあり、自ずと量販店の売上が削られます。
家電は現物を見たい!派閥の人もいると思いますが、若者もそうでしょうか?今後更に、厳しい状況になると推測しています。

また、Amazonもザルなので、禁じられているはずの「令和最新版!」表記に代表される、中国の詐欺商品が蔓延っています。人気商品のフリをしたまさに詐欺商品です。過剰な効果を謳い、過剰な安値である場合autoです。ご注意ください。

そのほか、いわゆる転売ヤーの販路にもなっています。転売ヤーに関して多くは記しませんが、なんの擁護の価値もない害悪ですので、はやく独占禁止法の範疇を広げて取り締まるべきだと考えています。

そんなこんなで、物流を急に圧迫する存在が現れたことで、現場は大変混乱したことと思います。その後も様々な、流通サービスを前提としたサービスが登場しましたが、現在課題となっているトラックドライバーの待遇をさらに悪くするばかりで、労働環境や賃金の改善へのきっかけにはならなかったと理解しています。

Facebook(meta)は割とどうでもいい

続いてFacebookですが、個人情報をゴリゴリに開示した状態での交流というスタイルが日本にはマッチせず、結局そこそこに終わってしまった印象です。

旧社名であるFacebook

よく知りません。一応アカウントありますけど。
みんなの名簿だよっていうネーミングなんでしょうか。
おじさん世代はコツコツ続けられている印象があります。
本名、勤務先、住所、学歴などを開示したがるのって、それらを知ってもらった方が利益に繋がりやすい人だけなんですよね。

しかし世界的にはアクティブユーザー数が非常に多いそうです。

写真共有SNS Instagram

Instagramもmetaが運営しています。
若い世代はLINEではなくインスタのDMで連絡を取ると聞いて驚きました。
後述のThreadsも同様ですが、友人同士ではなく、世界に発信しよう!という意図を強く感じます。
というより、有名人(と思われる人)の投稿を全面に押し出そうとされるので、ステマ共謀アプリにしか見えていません。

幸い私の生活インフラには食い込んでこないので、そこまで嫌いではないです。好きでもないけど。

Threadsとかいう超がっかりSNS

ご存知の通りTwitterがXに改名されるということで、少なくとも日本では大混乱だったと記憶しています。
その中で移住先として名乗りを上げつつ登場したのがThreadsです。スレッズと読むのであってると思います。
開いてみると酷いもので、インスタ以上に、友人の投稿は蔑ろにされ、閲覧数やフォロワー数の多い投稿ばかり表示されています。
これもステマ加担アプリですね。Twitterから広告機能だけを持ってきたイメージです。使う価値がない。

メタバース事業って必要か?

Facebook社ですが、メタバースに本格的に取り組むという意気込みを込めてMeta社に改名しました。

アホなことしたなぁと思ってました。
Meta以外にも、メタバース頑張ると表明した会社全部アホだと思っています。
メタバースという言葉が流行ったのも、経営者向けのIQテストみたいなもので、乗っかるやつは信用ならんというリトマス試験紙として使っています。

既にインターネット上で様々なことができます。
それをアバターを介して行うようになって、何が変わるんでしょうか?どうせマウスカーソルより遅い。
もしくはマウスカーソルほど早く動く人型のオブジェクトなんて、見えます?意味がないです。

ネット上でコミュニケーションを取る際に、声や文字だけだと味気ない、という気持ちは分からないでもないですが、カメラで顔を映せる通話アプリを使えばいいです。
人型のアバターならいいんだ!ってことに、なるのか?

更に言うとセカンドライフという元祖メタバースがありましたが(いまも稼働している)全く流行らなかった。
PCの必要スペックがネックで参入しにくかったことも影響しているでしょうが、それは主たる要因ではないと感じています。

そもそも、必要がない。

個人的にあまり関係ないところで浮き沈みしてた

自己顕示欲の強い人が自己顕示欲を満たすために作ったステージで、同じく自己顕示欲の強いひとが競うように自己顕示を続ける傍で、普通に広告も混じっているという環境です。
書いてて思いましたが、みんながアピール合戦しているなかで広告が差し込まれてもそこまで違和感はないかもしれないですね。
まあみんながアピール合戦している環境が嫌いなのでなんともですが。

スレッズは速やかにサービス終了していただきたい。

Appleのことはあんまり悪く言えない

いまiPhoneでこの記事を書いています。スマホはiPhoneしか持ったことないです。

コンピュータ販売から始まった

古くはコンピュータ販売を行っていた会社ですね。そこでヒットを出したり、創業メンバーのジョブズが抜けたり戻ったり、そこからAppleとして改めてブランディングを始めたり。すみません、Wikipedia以上の知識はないです。

現在もMacBookに代表されるパソコンの販売は続いています。クリエイチブなんだろうなーというイメージしかないです。

携帯音楽端末iPod

めちゃくちゃお世話になりました。
iTunesにCDデータをインポートしておいて、iPodにデータを同期して、そとで音楽を聴く。
初めて使ったのはiPod nanoで、当時の容量は覚えていません。shuffleとかも出ましたね。よく理解してませんでしたが。
最終的には大容量のクラシックを使っていました。つい最近AirPodsを導入するまで現役でした。

よく比較されるのはSONYウォークマンでしょうか。世に出た順番などは覚えていませんが。

iPhone、iPad

Appleといえば、みたいなとこもありますね。iPhoneは、比較対象とされるAndroid端末の言葉にできない芋っぽさから見ると、時代の最先端ってイメージがありました。頻繁にモデルチェンジされ、もともとdockケーブル接続だったものが、Lightningケーブルになることもありました。最終的にはEU圏での販売権維持のためにUSB type Cになりました。
iPhoneからアプリを使う際にはApp Storeからダウンロードが必要です。こちらもアプリ開発者登録の費用が必要になるほか、アプリ内課金をした際に割合でApple側の取り分が確保されます。

日本人にはオーバースペック?

Apple製品は、クリエイティブ思考が特に強いと感じます。こんな機能を提供します、あなたはどう使いますか?というスタンスです。
決して、ニーズがある機能、と一言で言えないものも含まれます。ニーズに応えるケースももちろんありますが。大半の人にとっては、タイムラプスが撮れるからなんなんだって感じじゃないでしょうか。
ここが、日本人には全く逆の発想だと思います。

日本では、これは何のための機能か、あれをやるためにはどの機能を使えばよいか、という、目的・必要性が先にあり、それを解決するために道具を揃えるという発想が主ではないでしょうか。
仕事をしていても、ニーズはあるのかとか、困り事を解決できるのかとか、そんな言葉ばかり耳にします。可能性が広がる、選択肢が増えるということをあまり重視していないように感じます。

市場調査をするのか、市場を牽引していくのかってところですね。

私自身、iPhoneを使って作ったものなどなく、ゲームをするかSNSをするか、そのための端末でしかないです。使いこなせば映画だって撮れちゃうマシンなのに…

Microsoftというインフラ

ガーファには入りませんが、よく一括りにされるので。
もはやインフラ。オール電化の家も増え、ガスよりシェアが多いかも、いや、それは言い過ぎか。

Officeソフトというカバー範囲

Word、Excel、パワポ、Outlook、teams、その辺を使いまくる人、多いんじゃないでしょうか。社内システムが止まるより、Microsoft365が止まった方が困る人、私ですけど。
そういった基本ソフトのみならず、開発プラットフォーム提供も行われています。この辺は各社出して当然って感じなんでしょうか。

Windowsの普及率

驚異の70%らしいです。日本でも世界でも近しい数字。パソコンといえばWindowsと言いたくなるような数字ですね。意識せずパソコンを買うと、自ずとWindows OSになるでしょう。

インフラすぎて振り回される

電気・ガス・水道や、道路などは、基本的には1度完成したら数十年単位で使えます。もちろん日々の点検や老朽化対策は行っていただきありがたい限りですが、供給される電圧や周波数がコロコロ変わったり、ガスの濃度が変更されたりということはないと言う意味です。

対してWindowsは、数年毎に新バージョンが公開されます。もちろんこれも脆弱性対策という大事な目的があるのは承知していますが、対応はなかなか大変です。止められない重要なシステムを動かしているサーバやPCなんかは、ネットワークから独立させて古いOSのまま、なんてこともあります。
基本的にはMicrosoftからの保守サービスが受けられなくなるため、なるべく追随する形でアップデートを行う必要があります。数年おきに家中の電化製品を買い替えるようなもの…大変です。

まあ前述のシェア率なので、使いたくなきゃ使わなきゃいいじゃん、と言われてしまうと、ぐぬぬ…って感じですね。

日本のITサービスはアメリカ依存

ITサービスを使おうとすると、Google、Amazon、Appleのうち、1つも使わないというのは無理な状況だと思われます。
それだけ、アメリカのITサービスが浸透してしまっている。高くなります!と言っても、代替案もないので従わざるを得ません。
何かサービスが停止することがあっても、復旧作業こそすれど謝ることなんてないです。代替できないから。

我が社はOfficeソフトが止まるとたちまち業務が止まってしまいます。恥ずかしい話です。
しかしこれは、いつの間にかそうだったという人が会社が、多いんじゃないでしょうか。

また、これから新しいサービスを考えても、それはGA(F)AMのいずれかの上で動くことになります。
自ずと、マージンをゴリゴリ吸い取られてしまう前提になります。
その分価格が高くなるか、利益が落ちるか…
まあ国産OSも出せてないわけですし(理由は知りませんが)文句言える立場でもないんですけどね。

最後に:GAFAに思うこと

GAFAがいかに世界を牛耳っているか、既にご存知の内容を書き連ねてみました。
4、5社が結託すれば世界征服できていると言っても過言ではない状況です。
そして日本から何を言っても負け犬の遠吠えでしかないですが、あんまり横暴なバージョンアップや値上げはご勘弁願いたい。そこらへんの節度、品位を持って事業を続けて頂きたい。

日本でITやろうと思ったら、ちんまりしたサービスで細々食うか、オフショアされる側と割り切って、他国の下請けに回るしかないんじゃないでしょうか。IT部門については取り返しのつかないほどの技術力の差を感じます。

結局何を言いたかったのか…
とにかく、GAFAらが好き放題値上げ商売をできる状況が嫌いです。何をやるにもGAFAに制限を受ける状況が嫌いです。
でも抜け出せない。頑張っても30年は状況を変えられないんじゃないか。

この30年、先輩方は何をなさっていたのか。

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