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2年分の数学デー来場者を集計したはなし

この記事は数学デーアドベントカレンダーの 12 月 13 日の記事です.
派手に遅刻しました。
また、本記事は 2019 年 2 月に頒布された数学デイズに寄稿した「数学デーを集計してみた」の続編記事となります。

数学デーとは「数学好きまたは数学好きでない人がなんとなく集まる部室みたいなやつ」というテーマで週二回都内で開催されているイベントです。
詳細は主催のキグロさんのブログやアドベントカレンダーのみんなの記事を見てもらうのが良いと思われる。
また絶賛頒布中の「数学デイズ」及び「数学デイズ2」を手にとっていただくとイベントの雰囲気を掴むことができます。

そもそもあんた誰

端的に言うと数学デーに割と頻繁にいる人。  
数学は詳しくないのでウィットでユーモラスなコメントをしたりしなかったりしている。

本職はプログラムを書いたりする人で、最近は製品の企画とかもやっている。  
マーケティングとかまじでわからん 。
あとは、配送人をやったり適合者をやったりするオタクです。

今年一番好きだった話題は「はじめはじめはじめ…は変極点を持たないので始まらない」です

この記事 is なに?

この記事では,ソノリテ数学デー& 数学デー in N 高の来場者データを眺めながら来場者の変動はこんな感じで、来場者はこういう人達だからこういう傾向かなぁみたいな話をつらつらと書いています。
残念ながら、難しい数学も高度なデータサイエンスも含まれていません。

来場者の推移

早速 2 年間の来場者数の推移を見ていきたいが、
まずはこれまでの全体像を掴むという意味で開催日数、合計参加者、平均参加人数を見ていこう。

来場者

合計開催回数 151 回(実際はみらい研数学デーを含むので、もう少し多い)
合計参加者 2192 人(同上)
ユニークユーザ数はデータ無いので知らん。というか個人情報管理したくない。
とにかくインパクトのある数字が出たものだ。続けているという点だけ見ても、主催者の三人は本当にすごい。

さて、本題に入ろう。
グラフは横軸が開催日、縦軸が来場数、オレンジ色の線が来場者の 4 週移動平均線、緑の線が来場者の平均値である。

まずはソノリテ数学デーの来場者数の推移を見ていく。

ソノリテ_グラフ

特徴は
・2019年の来場者数は 8 人程度。
・傾向として、お盆や年末年始は来場者が減る。

次に数学デー in N 高 の来場者数の推移を見ていく。

Nkou_グラフ

このグラフは Φ カフェ数学デーの頃のデータも含まれている。
会場の規模や曜日が同じなため、同一のデータとして扱うことにした。
また開始日がソノリテのグラフとズレているので気をつけてほしい。

特徴は
・2019年秋頃から来場者が若干現象傾向にある
・ みんなが愛した Φ カフェはもういない。Φカフェ最終日の来場者はなんと 63 名。2019 年最大のトピックはこれだろう。
・ Φ カフェ最終回に向けて参加人数が増えていくのホント好き

定期開催している場合、会場が変わるなどのイベントが発生すると人を引きつける要因になるのかもしれない。ただし当日は開催日無料にしていたので、別の部分に人が集まった要因がある可能性は捨てきれない。

最近のトピックとして、N 高数学デー内で開催されていた自主勉強会ゆる圏が大団円を迎え、新企画のゆる群が始まり、新しいコンテンツの誕生の香りがしている。
また、世紀の発明「本日のお品書きホワイトボード」の誕生により、
発生した話題をインターネット上に放出できるようになってきている。
なにをやっているかと言うと、会場内で発生した有象無象の話題をひたすら書き留めるアナログなやつでなんとか話題をアーカイブしようとしている。

参加者目線の気付きとしては、
4 月、10 月といった生活の変わり目には人数は変わらずとも、参加者の顔ぶれに変化があるような気がする。
ここまでデータを元に語ってきたのに、唐突にお気持ちを語るな。

最後に

このデータを元に〇〇をずべきだとか言うのは筋違いなので、個人的な数学デーについての思いを記しておこう。
運営の皆様、グロース施策を考えるときには手伝うんで声かけてください。

私は高度な数学の教育を受けてきた人間では無い、
なんなら数式が出てくるとついていくので手一杯になるタイプの人間だ。

ではなぜそんな自分が微力ながらもお手伝いをしているのだろうか?

わたしは、みらいけん数学デー時代からの参加者である。
初めて訪問するときは非常に緊張していた記憶がある。
当時何を話していたのか記憶はあまり無いのだが、
ちょっと真面目な話を楽しくできる他には無い空間だと感じていた。

未だに数学に対する距離感はあまり近くはならないが、少し仲良くなれた気がする。
それはそれとして人生は少なからず豊かになっていると思う。
週 2 で集まるの結構マゾいけど…

数学デイズに寄稿した際にも触れたが、数学というものは人に説明するのが非常に難しい(気がする)
意思疎通のために必要な背景知識が非常に多い。正確に伝えようとすると文字数が非常に多くなる。
ツイッターで話題になるのが素数と掛け算の順序ばかりなのは、そういうことなんだろう。

数学デーで起こったことは本人にとっては非常に楽しい
しかし、その楽しさを共有しようとすると非常にエネルギーを使う

この記事を書くのも非常に苦しい

数学好きすべてが人に自分の楽しかったことを伝える技術を身につける必要があるかと言うとそうでは無いのだが、
新しい仲間とつながるためにはそういう努力も必要。

この辺は数学得意な人より、私みたいな若干脇道に逸れた人間が考えたほうがいいのかもしれない。
何より人の小さな悩みを解決するのはエンジニアリングの領域だ。

そんな感じの 2019 年、お疲れさまでした。
来年も楽しく行きましょう

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