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スプレッドシート×生成AIで業務改善を行う上で表を意図した通りに生成する方法の会得は必須

前の記事から1週間が経ってしまうとのことで何かしら記事を書いておこうと思い、本記事を書き始めました。RGです。
最近はGPTsを作りまくったり、少し前はIC-lightを触って記事を作成するなど、新しく触るようなことばかりが多く、既に触ったことがあるものを深く探求するということがなかったため、ChatGPT自体を少し掘る記事を書くことにしました。

情報を渡して「表を作成して」と依頼していませんか?

広告における広告ペルソナ整理や、商材に取り巻く情報整理、ターゲット整理などの情報をまとめることはそのまま良い提案や提案資料素材の作成につながりますが、それらを生の情報を渡すだけであとは勝手に表にしてね、と依頼するとChatGPTはサボるケースが多いです。
具体的にはこの項目が欲しいのにそれが作られない、または項目は表記してあげているのだけど無視される、などです。


表の指定方法を改善するだけで意図通りの回答が来やすくなる

空欄が含まれていてもこの通り

表の指定自体は非常に簡単です。
プロンプトを記載するので試してみてください。

下記のフォーマットを一部埋められないものを空欄として生成してください。
#表フォーマット
|番号|項目|内容|備考欄|
|1|A|
|2|B|
|3|C|
|4|D|
|5|E|

出典:私なのでお気軽にお試しあれ

無事に生成されるかと思います。これが実際に項目が増えたり行が増えたりするとたまにサボりますが、サボってるじゃん次は絶対ちゃんとやってねと言ってあげると学習してサボらなくなります。具体的には11~12行を超えるとサボり始めます。

これらはスプレッドシートやエクセルでの転記には必須

この小手先はスプレッドシートやエクセルへの転記を行う上では必須となります。手作業でコピペ転記では本末転倒です。
とは言え、ここまでお話をした際に下記のような質問・疑問が生まれるかと思います。

  • それGeminiでスプシ吐き出させればいいじゃん?

  • それスプシに直接GPT関数で書いて回答させれば良くない?

現状既存のスプレッドシートに対し、前提情報を持たせた状態で既存行に直接回答を行う機能まではない

小見出しがそのまま回答になるのですが、現状ですと前提情報を食わせた生成AIに、既にフォーマットが記載されているスプレッドシートに忖度して生成AIで作成した表を反映させるような器用なことが出来ません。

Geminiで生成した表はスプレッドシートで吐き出させることは出来ますが、新規にシートが出てくるだけで既存シートに対してフォーマットを元に書き込ませるような機能までは持ち合わせていません。

また、上記を解決させるためにスプレッドシートに直接GPT関数を書き、セルを参照させて回答させるような手法を取ることが考えられますが、この場合は前提情報を食わせることが出来ないので回答の制御などが出来ません。

そのため現状としてはChatGPTをはじめとする各種生成AIに前提情報を食わせ、その状態で出てきた情報をスプシにスムーズに転記させるには生成される表形式の指定は必須となります。

業務に耐えうる生成AI活用にはこのような小手先のテクニックが重要だったりする

今回表の生成についてざっと調べてみたのですが、あまりに初歩的なのか、はたまた妥協しているのか、何かを吐き出させた上で追加で「表にして」と依頼しているのをtipsとして記事にしている企業があまりにも多かったので今回記事にしてみました。これだけで2回→1回の指示出しになるので生成AIの回答待ち時間を考えると業務効率は2倍になります。
私はこういう二度手間が大嫌いな怠惰な人間なので表の指定は必須と感じました。
今回は小手先の解説になりましたが、業務効率化についてはその前段となる業務棚卸が重要なので良かったら下記の記事も読んでみると現行業務への生成AI導入がスムーズに進むと思います。

終わりに

今回はタイトルやメインの内容はChatGPTの小手先の説明なのですが、実は業務への生成AI導入にはこういう小手先も重要ですよという裏テーマがあり、むしろ実は裏テーマの方が私の伝えたいことだったりします。

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