12/09
ダウ 30174
ナスダック 12583
S&P500 3703
ドル円 104.15
3指数は下落して始まったが午前中にプラスに転じる動き。S&P500とナスダックは最高値更新ペースで推移。追加経済対策に関して、共和党マコネル院内総務がムニューシン財務長官らと協議することが伝わると3指数はプラスに転じた。ワクチン接種開始が見込まれる中、石油やヘルスケア関連株が艦長に推移。
NEWS
・トランプ大統領、ワクチン接種に関して国内接種を優先するとの新たな大統領令に署名。
・ファイザーのワクチン、来年7月頃まで追加供給難しい
・バイデン氏、大統領就任から100日以内に1億人の接種を目指す
・イギリスでコロナワクチン接種開始
・リスクオンでヘルスケア・消費関連が買われたが、IT・大型株が重いのは大型IPOを控えた換金売りの影響も。
・ワクチン開発、通常実用化までは5-10年かかると言われるが、今回はわずか1年で接種開始。
→ファイザーやモデルナのワクチンはウイルスの遺伝情報をコピーしたメッセンジャーRNAを投与する全く新しいタイプのもの。メッセンジャーRNAが体内で新型コロナのタンパク質を作り出し、免疫反応を引き出す。従来のワクチンと違って、ウイルス自体を使わず開発生産がスピーディに。
NY市場
株高の一方、債券はリスクオンの中でも買われて金利は低下している。FRBの緩和強化に対する漠然とした期待感はある。ワクチン接種もあり株高となると緩和しなくていいという見方も。FRBは両サイド牽制している状態。債券市場としては余剰資金があるのでとりあえず買える状況であれば買いたい人は世界中にまだ多い。1%に近づくと買いが入ってくる。
為替
レンジ 103.70ー104.50
重要なイベント控えているので動きにくい展開。こういった動きが今日も続くのでは。10日のECB理事会でユーロ安誘導できるかどうかに注目。これまでのユーロ高を転換する何かがあるのか。これまでは信用緩和によりユーロ高に。追加緩和は予告されている為織り込み済み→ユーロ高にはならない一方、市場予想以上の追加緩和をすればユーロ高が進む可能性。
株式
レンジ 26450ー26600円
FOMC前の様子見、大きな材料も出ていない為総じて小動きになるのでは。来年の日本株に対しては基本的に強気。来年30000円程度まで上昇と見ている。目先は一進一退。年末年始の波乱要因としては米長期金利の動向。10年債利回りと製造業PMIを見ると、実体経済に比べて長期金利は低位で推移、いつ上がってもおかしくない。FOMCで予想程緩和的ではなかったり、追加経済対策が想定より大きな規模になったりすると米長期金利は短期間で大きく上昇し得る。そうなると、株式市場は割高な銘柄を中心に売られる。
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