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ダイエットに失敗した

 本当は10月いっぱいまで頑張って「Vtuberに推しができたらダイエットに成功した」という釣り記事を上げる予定だったんだけど見事に失敗したので自戒の意味も込めてここに記しておこうと思う。

 私がダイエットを実際に始めたきっかけ。

 774inc.が運営するVtuberグループ有閑喫茶あにまーれの新人に大浦るかこってライバー(生配信者)がいて、彼女が毎週金曜日夜25時から配信している「裏ラジオールナイト」ってラジオ番組があるんですね。
 その中で夏休み企画として「#大浦と31日間」という、8月の1か月間で何かやってみようという企画が立ち上がったんですよ。で、私はありがちな「ダイエットチャレンジ」を選んだわけです。
 元々、最近腹がデブってヤバいと思っていて「いつかやろうそのうちやろう」で先送りにしていたのをこの#大浦と31日間を機会についに手を付けた、とそういう感じですね。
 
 開始当初の状態が、コレ。
 身長  :178cm
 体重  :86.0kg
 体脂肪率:27.0%
 BMI値  :27.46(肥満1)
 
 見た目で言うと
〇顎が埋まる
〇お腹がぽっこりになる
〇太ももがパツンパツンになる
 
 この状態からのスタート。

●始めてから2週間くらいでしたこと。

 1.間食を全部やめた。
 以前の私は晩御飯を食べ終わってからもダラダラダラお菓子を食べていたのですがそれを一切やめました。休日なんかはポテチのパーティーバッグを一袋一日で開けたりもしてましたがヤメ。
 
 2.あすけんを入れた。
  あすけんというカロリー記録アプリがあるのですがそれを入れて、カロリーの記録を始めました。とりあえず自分が何食べてどれくらいのカロリーを摂取しているのかを確認しました。
 あすけんの何が良いかって言うとコンビニ飯系なら大体プリセット登録されてることですね。
 自炊あんましなかったので基本コンビニ飯だったので。
 
 3.カロリー制限をした。
 カロリーの記録を始めてから1日のカロリーをだいたい1600~1800kcalくらいに制限しました。
 その中で、脂肪は量のわりにカロリーが高いため、ちょっとでも多く食べるために脂肪の摂取が減っていった感じですね。ただ、この時期に糖質の量がぐっと増えてます。タンパク質は高い。そう思っていた時期が私にもうんぬんかんぬん。
 
 ■結果
 8月14日時点で
 体重  :83.0kg -3.0kg
 体脂肪率:26.0%  -1.0%

●次の2週間で変えたこと。

1.消費カロリーを増やした。
 なかやまきんにくんや、マッスルグリルなど、いろいろなフィットネスYoutuberを見始め、運動の重要性に気付く。最初は仕事後にちょっと遠出して買い物するのから初めて、少しずつ自重トレーニングなどを取り入れる。
 
2.プロテインパウダーを取り入れた。
 運動を始めると同時に、栄養のバランスをぐっとタンパク質に偏らせた。体重の3倍グラムくらいのタンパク質をとることを目標にプロテインパウダーを取り入れ、栄養管理を始めた。
 カロリー制限は据え置きにしたため、糖質の摂取をかなり絞ることになった。
 
3.16時間断食ダイエットを取り入れた。
 夜20時までに食事をとり、翌日昼12時まで固形食を食べないというダイエットを取り入れました。オートファジー云々に関しては特に効果は感じませんでしたが、夜20時以降は何も食べないというのは間食カットを習慣づけるのには非常に役に立ちました。
 
 ■結果
 8月31日時点で
 体重  :80.4kg -2.6kg
 体脂肪率:24.0%  -2.0%
 
 体重の落ちは減ったものの、体脂肪率は倍近く落とすことに成功。
 個人的に目標にしていた、80kg25%は達成できなかったものの、おおむね成功と呼べる結果になった。

●次の1ヵ月で変えたこと。

1.トレーニング強度を上げた。
 自重トレーニングに加え、ダンベルなど器具を取り入れ時間も伸ばした。
それ以外は据え置き。
 
 ■結果
 9月30日時点で
 体重  :75.8kg -4.6kg
 体脂肪率:21.4%  -2.6%
 
 順調に体重、体脂肪率ともに落とすことに成功。
 しかし、この時点で精神的にそれなりの負荷がかかっており、イライラしたり食事が楽しくなかったりという症状があらわれていたんですよね、今考えると。

●そして失敗へ

 10月に入ると数字の落ちも緩やかになっていき、上下のブレも激しくなっていきました。
 それに伴い精神もだんだん不安定になり、買い物をしていても「これは脂質が多いからダメ、これは糖質が多いからダメ、これは値段が高いからダメ、これは脂質が多いからダメ、これは値段が高いからダメ」とダイエットノイローゼのような状態に。
 挙句の果てに、筋トレ後、立ち上がった瞬間に膝が抜けるほどの強烈なめまいに襲われ、
「あ、これもうダメなやつだな。こうなるようなダイエットは失敗だな」
 と思い至り、いったんギブアップ。失敗したと受け入れてキレ食いを解禁。4400kcalを腹にぶち込んで私のダイエット第一章は幕を閉じました。

●反省会

 なぜダイエットが失敗してしまったのか。
 一番の大本はやはり過剰なカロリー制限かと思います。
 
 当初、1か月でなるだけ結果を出したいという気持ちから過剰なカロリー制限を行いました。
 私の基礎代謝量からすると毎日2000kcalくらいは摂っても緩やかに痩せていくはずでしたが、平均すると1680kcal程度しか摂取できておらず健康的な痩せ方ができていませんでした。また、糖質を中途半端に絞るのもやはりよくなかったようです。
 また、摂取カロリーが低い=食べ物の選択肢が狭まる→買い物、食事が楽しくなくなるというルートが出来上がってしまい精神的に追い詰められてしまいました。
 
 その反省を活かし、ギブアップ後からは摂取カロリーを2000kcal近くまで上げました。
 またPFCバランスをなるだけ理想の状態
 P(タンパク質):F(脂質):C(糖質)=4:2:4
 に近づけるようにしました。
(人によってはもう少し糖質を上げるべきという人もいるかもしれません)
 ただし、基本は2000kcal程度に収まっていればよいこととしました。
 脂質多くなっちゃったなって日は他を減らす、とかね。
 
 300kcal上げたことで疲れた日にはちょっと甘いものでも食べようかなという余裕ができました。その分、元々食べていなかったところのご飯(白米のほう)を削ればいいだけです。
 
 あと、朝食もちゃんと食べることにしました。
 朝6時過ぎに起きてプロテイン飲んで、始業前の8時くらいに朝ご飯を職場で食べる。なんとなく、抜いていた時よりも快調です。

●悪いことばかりではなかった

 失敗に終わってしまった私のダイエット第一章ですが決して悪いことばかりではなかったです。
 
 1.間食の習慣をカットできた。
 最初の2週間くらいは「口さみしい」という思いからシュガーレスのガムを食べたり、冷蔵庫を頻繁に開け閉めしたりしていましたが、我慢しているうちになんとなく食べなくても平気になりました。
 
 2.胃が縮んだ。
 以前は、そんなに食べたいわけでもないけどなと思いながらも腹12分目くらいまでぶち込んでいましたが、純粋に食事量を抑える生活を続けた結果、そんなにいっぱい食べなくても満足できるようになりました。
 
 3.運動の習慣がついた。
 これまでは寝転んでダラダラ見ていた推しの配信のアーカイブを、ダイエットを始めてからは運動しながら見るようになりました。その結果、なんとなくダラダラ運動するのも続いています。真剣にボディメイクするならダラダラはよくないんでしょうけど、私くらいのゆるダイエッターなら別に構わないでしょ。
 
 4.体重が落ちた。
 精神も肉体も虐めてしまいましたが、現実として体重も体脂肪も落ちました。
 地中奥深くに埋葬されていた顎のラインは発見され、腹はうっすら腹筋のラインがみえるようになり、スーツは上下シャツもブカブカになりすぎたので全部買い換えました。
 これ自体は私の2か月の成果なので素直に褒めてあげたいです。やり方は間違っていたけど結果は間違ってなかった、よね?

●体重、体脂肪の推移(グラフ)

体重推移

●ダイエット第一章を振り返って。

 間違いなく言えるのは「無茶はダメ」ということです。
 無茶したら必ず揺り戻しが来ます。
 
 期間限定で始めてみるのはオススメです。
 間食切るのは相当しんどかったですけど「とりあえずこの1か月」で乗り切れました。
 
 そして、まぁ、最終的にちょっとダメになっちゃいましたが私がダイエットを頑張れたのは
「推しがいてくれたから」です。
 私の推しの大浦るかこさんは#大浦と31日間の企画中は、このハッシュタグをつけているつぶやきには毎日欠かさずいいねをつけてくれていました。推しが見てくれていると思うとめちゃくちゃ頑張れました。
 本当に本当に助かりました。ありがとう、るかこさん。
 
 なかなかすべての人に当てはまるとは言えません。でも毎日いいねをくれる推しでなくても、なんとなく見ていてくれて声をかけてくれる知り合いが一人でも入ればきっと心強いと思います。
 あすけんにはダイアリー機能があり「ダイアリーを使用している人は使用していない人に比べて成功率が何倍云々」と謳っており、何言ってんだかと思ってたんですが、そういうことかもしれませんね。
 
 そんなわけで、私が推しVtuber大浦るかこさんのおかげでダイエットを始められ、2か月で10キロ体重を落とし、やりすぎた結果失敗してしまったというお話でした。
 みなさんのよきダイエットライフの助けに少しでもなれば幸いです。

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