とある領土の人々とドラゴンにまつわるお話 ~if version~ 第23章
エントランスで書類に目を通しながら、ドズル王はチラチラと横目で執務室の扉に目を向ける…
そこまで気にしてたら書類の内容なんて頭に入らないのでは?…と、ドズル王を知らない人なら思うだろう
この状況でもドズル王は誤字脱字にも、文章の「てにをは」にも確りと訂正を入れてくる…
仕事への切替が出来るドズル王なので、執務室が見えるエントランスで仕事をする事にも、パウリーは躊躇いなく付いてくる
執務室の様子を外から窺い知る事は出来ない…
そういう設計にされてるものの、覗き穴くらいは欲しかっ