そしてテーブルは残された
春は引っ越しのシーズン。様々な思惑で家具が捨てられる。このテーブルも充分使えるにもかかわらず、「ご自由にお持ちください」と放置されていた。このテーブルは食卓に使われていたのだろうか？あるいは仕事机だったのか。いずれにしろ、このテーブルの上には「生活」があったはずだ。それを打ち捨てるというのは「過去の呪縛」を解く決意があったのだろう。そこまで悲壮感はなくともこのテーブルは役割を果たしたのだ。春に捨てられたテーブルに様々な人間模様を感じる。2024.4.11この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？