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早速作ってみた!レモンバーベナカレー ~レボーンの日常

先日の「ハスキー先生、ちょっとにおいを嗅ぎに… レモンバーベナって知ってる?」で、レモンバーベナカレーに興味あり!との反響を皆さんからいただきました。ありがとうございます💛

そこで、今回は、早速作ってみたレモンバーベナカレーのご紹介です。


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ここでちょっと復習。

レモンバーベナ(Lemon Verbena)は、主にハーブとして利用される植物の一種です。学名はAloysia citrodoraで、南アメリカ原産のシソ科の多年草。レモンのような爽やかな香りが特徴で、葉を乾燥させてハーブティーやアロマオイル、調味料として利用されます。心を落ち着かせたり、不安感を解きほぐすような心理効果が報告されていているハーブです。

乾燥させると香りは強くなるのだけれど、グリーンなみずみずしいさわやかな風味はやはり生の方が強い。

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そんなわけで、私のアルバイト先 レボーンのにおいの専門家のハスキー先生からいただいた生レモンバーベナを使ってカレーを作る!ってことになったわけです。


★レモンバーベナカレーの作り方 4人分

<材料>

・レモンバーベナ 葉っぱ20枚ぐらい(やわらかい枝ならそのまま刻んで使います)
・ひき肉 200~300グラム(お好みの量でよいかと)
・タマネギ 大1個、もしくはドライ1カップ分ぐらい

・ニンニク 1片 (チューブのニンニクなら小さじ1.5杯ぐらい)
・ショウガ 1片 (チューブのニンニクなら小さじ1.5杯ぐらい)
・水 100CC

・ホールトマト 1缶(400グラム)
・ココナッツミルク 1缶(400グラム)
・カレー粉 大さじ3 (カレー粉がなければ、クミン大さじ2、ターメリック小さじ2、カイエンペッパー小さじ1でも大丈夫でした!)

<作り方>

1 お好みの油で、玉ねぎを炒めます。できれば茶色くなるまで、中火で(ドライ玉ねぎを使うなら、炒めなくて大丈夫。次の手順で投入します)

2 水100CCに擦ったにんにくとショウガをいれて、1に投入。ドライ玉ねぎを入使う場合は、ここで玉ねぎも入れて!強火で水が飛ぶまで炒めます。

3 2の水分がなくなったら、ひき肉を入れて炒めます。4 ひき肉の色が変わったら、ホールトマトを崩しながら入れます。中火で水分がなくなるまで炒めてください(へらでトマトを寄せても水分が流れてこないぐらいまで)

5 水分がなくなったら、カレー粉、または、カレー用スパイスを入れて、炒めます。(スパイスを使う場合は、ひとつづつ入れて、炒めたほうがいいです)最後に塩を入れます。

6 5にココナッツミルクを加え30分ほど煮込みます。

7 最後に刻んだレモンバーベナを加えさっと絡めて、出来上がり。

生レモンバーベナ入りのカレー

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お味は・・・

やばい!すごくおいしい。ココナッツミルクをたくさん入れているのに、全くココナッツミルク感がしない。コクがあるのにすごい爽やか!

口に含んだときは、普通のカレーっぽいけど、一テンポ遅れてクリーンな爽やかな味が加わる感じです。


うーん。なんだかうまく伝わりませんね。


では、ここはハスキー先生に味の解説をしてもらいましょう。(ここは、あえて、先生からいただいた原文を載せます)

「 そういえば、私も先日バーベナキーマカレーを作ってみましたよ。
レモンバーベナをかなりどっさり入れてみました(笑。

 スパイスのトップの香りの上にGreen-SourFruityな 香りが顔を出して、スパイス特有の少しカサついたEarthy Noteを消しています。
 その後にはレモンバーベナのフローラルなテルペンがスパイスのFatty Noteを上書きしてくれて香調が明るくなって。
 沸点の高い不飽和が低沸点の不飽和のニオイをオーバーライトするという珍しい現象が見られて楽しい。

 後口も特徴的です。

 通常、カレーの後口って、温かいドリンクを飲みたくなるんですが、バーベナカレーはそうじゃない。
 カレーのファット感やスパイスのザラつき感がほんの少しWoodyでサッパリした味覚で上書きされて、後口がスッキリ。

 これも新しい感覚ですね。
 でも、いわゆるマイルダー効果が高いので、スパイシーな香りを目一杯楽しみたい方は、レモンバーベナを入れ過ぎない方が良いかもしれません。

 こうした、他の物と合わせて初めて良さが解る、というものスパイス/ハーブの醍醐味ですね。」


なるほどですねぇ。新感覚って(だけ笑)のは、私にもわかりました!
せっかくなので、レモンバーベナの影響を箇条書きに。

<カレーの風味にレモンバーベナが与える影響>

1)TopのEarthy(土っぽい)Noteの消失
2)Froralが立ってFatty Note(脂っぽい刺激臭)が減少
3)Oily Woodyさが味蕾の継続的な刺激と脂感を抑制します
4)スパイス香はやや大人しくなります
5)トマトの甘酸っぱさが活きます

です(^^♪

ねぇ。食べたくなったでしょう?

ただ、生のレモンバーベナってあまり手に入らないですよね・・・そんな時は、ミントをレモンバーベナの代わりにしてはどうでしょう?

まだ試していませんが、このレモンバーベナカレーのレモンバーベナ部分の風味をミントと入れ替えても美味しいような気がします。

ぜひ、お試しあれ!

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れぼん の働いている株式会社レボーンは
においのビジネスプラットフォームの構築をめざす においのサービスを提供する会社。
さまざまなニオイの中にどんなキャラクターが隠れているのか、それが情緒や感性にどのように関連してくるのか、モノのニオイをばらばらに解体してプロファイリングする官能評価手法やAIを活用し、解き明かしてくれます。

においにまつわるさまざまな話題や出来事に毎日ワクワクしています!

※ REVORN 公式サイト https://www.revorn.co.jp/

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