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なぜ僕は、Revolの開発に携わろうと思ったのか- 「貧血大国」日本を変えるFemtech. by カラス 牧野圭太

半年前から、Revolというブランドの仕事に携わっている。Revolは、さまざまな社会の課題に、栄養学の視点でアプローチするFemtech(女性の課題を解決する技術やビジネス)だ。まだまだ栄養に関する知識や技術は社会に行き届いていない。その第一弾として、日本に存在する「貧血問題」を解決するためのサプリメントを開発している。

「貧血には鉄分」と聞いたことがある人も多いかもしれないが、鉄分だけでなく、亜鉛・銅・葉酸・ビタミンB12・B1・B2・B6・D3など9つの栄養素が必要であり、それら「必要な成分」を「必要な量」だけ詰め込んだサプリメントだ。同時に、「サイズをできる限り小さくする」ことで「飲みやすさ」にもこだわっている。

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Revolを作っているのは、株式会社cartのCOO 越智幸三さんとデザイナー 田中真紀さんで、初めてお会いしたのが半年前くらいだ。ぶっちゃけたところ、その頃も多忙を極めていたため、お断りするつもりでお会いした。

しかし、僕はそこではじめて、「貧血問題」と言う言葉を耳にして、この仕事をご一緒しようと決めた。

日本の女性は、貧血問題を抱えている。ほとんど知られてないが、実は日本は貧血大国だといえる。世界の先進各国の4-5倍。20-40代女性の65%は「貧血」か「かくれ貧血」(平成21年 厚生労働省調べ)だとか。

では貧血になると何がおこるか。朝起きられない。寝ても疲れが取れない。PMSや月経が重い。特に月経の出血時に体調を崩す。坂や階段で息切れや動悸がある。こんな「病気ってほどじゃない不調」、実は貧血の典型的な症状。これらは、遺伝や体質や年齢のせいではなく、貧血が原因かもしれない…。

確かに、あらゆる栄養を運ぶ役目をもつ血液がたりなければ、元気がでないのは当たり前のことだと思う。もっと多くの人に(特に女性に)、この「貧血問題」を知ってほしい。世界では貧血は大きな問題と捉えらており、国が対策を講じていることもあるらしい。

世界は食品へ鉄を添加することで貧血を予防しようとしている。例えば、米国や英国では小麦粉に、フィリピンでは米に鉄を添加している。このような対策が採られ始めたのは1940年代だ。中国では2004年から「鉄分強化醤油」推進運動を3年間実施した。現在、一部の醤油に導入されている。醤油は味が濃く、鉄が添加されても、味が損なわれにくい。このような議論は、日本では一切なされていない。

貧血は重大な国民病だ。なのに、対策は遅れている(ハフポスト

Revolは、そんな「貧血大国」の日本において、その問題を解決するための一手だと思っている。

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近年、社会はちょっとずつ前進し、女性がビジネスにおいて活躍するための土俵がきあがってきたように思う。これまでのビジネス社会は、男性主導で作られてきた。その結果、今だに上場企業の役員は95%が男性だし、ビジネスカンファレンスも男性ばかりのホモソーシャル的空気があることは否めない。

一般的には男性には生理がなく、体力もあり、長時間働ける。出産をする場合、女性はどうしても「産休」に入らねばならい期間がある。育休だってほとんどが女性が取得しており、男性の育休取得率はまだ5%ほどだ。

ビジネスというフィールドにおいてもたくさんの不均衡があることは事実であり、男性である自分は大きなアドバンテージもらっているなと思う。

「ビジネスや仕事で活躍したい」と願う女性がいることは当たり前であり(もちろん、そうじゃない人もいてもいい)、彼女たちがより普通に、より気持ちよく、より平等にビジネスにチャレンジできる環境をつくることは、社会全体で取り組むべき大きな課題だ。

そして、「ビジネス」や「サービス」といった領域でもまだまだやれることはある。Revolが取り組む「貧血問題」は、社会の仕組みで変革できる可能性がある。だから僕はこのRevolの仕事をしている。

悪循環を好循環に変える Revol(ve)
古い慣習を新しく変える Revol(ution)


それをやり切るための自分たちの宣言として「Revol」と名付けました。僕たちは、Revolを通じて「栄養」や「サプリ」の在り方を変えたいと思っています。

とcartの越智さんはいつも冷静に、かつ熱く語っている。

「本当に自分たちが信じられる、サプリメントをつくりたい」。

3月8日、今日は国際女性デー(International Women's Day)だ。タイムラインには #国際女性デー のハッシュタグでたくさんの祝福の声で溢れている。数年前にこんな日があることをどれだけの人が知っていただろうか(僕は三年前までは知らなかった)。社会は少しずつ、でも確実に、着実に、変わってきている。

とても微力かもしれないが、その変化を後押ししていきたい。我々にできることはデザインやアイデアを駆使して、社会をよくするビジネスに貢献することだ。Revolが、貧血大国ニッポンにおける貧血問題を解決する、その一歩になったらいいと切実に思いながら、これからもこの仕事を続けていきます。

Revol yourself.

Written by 牧野圭太(株式会社カラス)

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