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#020 おっぱいが大きすぎる

私のことではない。

アニメやゲーム等のオタク界隈、特にスマホゲームの方角に向かって嘆いているのだ。

バランスのおかしなキャラクターが嫌いだ。
創作だからといって、そう好き勝手していい訳ではない。

綾波やアスカをいつから忘れた?

正直、他の要素が好みでも、おっぱいが大きすぎるとがっかりする。

男性好みの趣向に先鋭化されすぎたデザイン。

カワイイ女の子は大好物なのだが、世界が違う方向に進んでいて、キャラ選びに苦労している。

さて、あなたは何か特権を持っているだろうか。

特にはないと思うかもしれないが、五体満足で読み書き計算して社会活動できているなら、健常者の特権を享受している。

あなたが普通と感じていることの多くが、幸運な偶然の元に立脚している。

マジョリティとして生きられる時代にたまたま生まれ落ちたこと、たまたま自分の能力を活かせる社会だったことは幸運といえる。

紙の本と電子書籍とオーディオブック、本物の本と言えるのは、どれであろうか。

伝統的な本の形は紙の本だが、だからといって他を否定するものであってはならない。

もし私の腕が1本なら、電子書籍が便利だろう。
もし目が見えないなら、電子書籍を音声読み上げさせるか、オーディオブックを使うだろう。
(ちなみに私は電子書籍派だ)

本にアクセスできる人を増やすことが何より重要で、優先されるべきことだ。
読書に多様性があることで、多様な知性を活かせる可能性が高まるからだ。
その大義の前では、本物論など児戯に等しい。

音楽好きなら、巨大なスピーカーを据え付けたオーディオルームでレコードを聴くべきだろうか。

やはり、金と手間をかけて再生した音は一味違う。

目の前でカラヤンが指揮棒を振り回しているし、コルトレーンのサックスから抜け出た息の湿度まで伝わるほどだ。

特等席には、質のいいソファが必要だろう。
バスローブのままウィスキーグラスを傾け、空いた手で長毛種の猫ちゃんをゆっくり撫でつけてほしい。

それなりに裕福な健常者の男性を喜ばせる世界。

どれもこれもが、大きすぎるおっぱいだ。

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