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#013 omgkirby Genesis

ЯÉVOLTE調べ

今回は、世界No.10の音楽NFT「omgkirby Genesis(オムガカービー)」の人気の理由を深掘ってみたいと思います。

1. 運営

(1) omgkirby

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omgkirbyは、LA在住の匿名アーティストです。Twitterのフォロワー数も多くなく、ほぼ無名のアーティストで、2020年に活動を開始しました。

NFTプロジェクトについては、チームで運営をしているようですが、omgkirby本人は技術系出身のアーティストのようで、コロナ禍で孤立を感じる人たちと繋がる手段として、コレクションを企画したようです。

また、今後もDAOコミュニティを育てていくために、匿名であり続けることを宣言しています。

2. コンテンツ

(1) Lofi Hip-Hop

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omgkirbyのイラストと音楽は、Lofi Hip-Hopを基調としており、これらの嗜好性を持つ音楽リスナーにターゲッティングされたコンテンツに仕上がっています。

また、イラストと音楽は完全なジェネラティブで生成されています。楽曲は、ベース、ドラム、ボーカル、和音、ギター、FXのレイヤーに分かれており、これらがプログラミングでランダムに自動生成されており、且つイラストと統合されています。

音楽ジェネラティブという観点で、WVRPS(AI)とは違い、人間が制作した作品の中では、非常に高い完成度となっています。

3. ユーティリティ

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(1) omgkirby DAOの会員権・投票権

omgkirbyのコミュニティではDAO運営を重視しています。このため、一時売上の25%、及び二次売上の一部をDAO金庫に貯蓄し、この使用についてホルダー内の投票で意思決定しています。

具体例としては、コミュニティ内で作曲した楽曲のリリース可否・審査や、運営方針・ホワイトペーパーの制作、資金調達・予算承認、ワーキンググループの立上げ・報酬決定、等、多くの裁量をホルダーに委ねています。

(2)原盤権、出版権

ホルダーは購入したNFTの原版権・出版権を付与され、自由に活用することができます。

DAOのコアチームがInst verを配信し、メンバーが詩やメロディを付ける作曲コンテストを開催し、それらの楽曲をリリースするという活動も行っています。

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(3)ファンをソングライターやA&Rに変える

omgkirbyのDAOコミュニティは、「コミュニティ主導のレコードレーベル」への挑戦を掲げています。このため、リリースされる楽曲のストリーミングロイヤリティは、全てDAO金庫に貯蓄されます。

これらの資金を使って、新人アーティストをサポートする「アーティスト・ファンド」を組成する計画です。コミュニティメンバーは、この新人アーティストに投資したいかを、DAO内で投票することになります。

もし投票でGoが出た場合には、アーティストのツアーや機材、MV撮影、等、レーベルのように活動をサポートする予定です。

但し、これらはメンバーに直接収益が還元されるモデルではなく、ホルダーとしては協力してもDAOに資金が貯まるという印象を持ってしまいます。

4. omgkirbyのまとめ

ここまで、omgkirby Genesisの運営、コンテンツ、ユーティリティについて見てきました。

イラスト・音楽ジェネラティブのクオリティの高さ、及びDAOコミュニティへの裁量の大きさが魅力で、話題を集めました。

しかし現状では、ホルダーへの収益還元よりもDAO金庫の貯蓄が優先されており、Floor Priceは販売価格の約1/2まで下がってきてしまっているため、新しいNFTコレクションを企画し、そのWhite Listとしてユーティリティを保っている状況です。

但し、精力的に新しいNFTコレクションを販売しており、且つ他のプラットフォームとのコラボレーションも発表されているので、今後の展開は注目に値するでしょう。

次回の記事では、音楽NFT11位のThe Dreamersを深掘りたいと思います。今後の記事の更新を情報を取得するために、

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