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人は、自分の鏡

社会人経験、学生経験を通じて思ったこと。
そしてどんな本にも書いてあって、「やっぱりそうなんだ」と改めて確信すること

人は、自分の鏡である

高校時代、私はとてもとても自信のない人間だった。ブサだしオシャレでもないし、そこまで飛びぬけて頭がいいわけでもない
だから、自然とそこには、自信がない、いわゆる「大人しい子」が私の周りには集まってきていた
高校時代、ひどく自信がなかったのは、元々大人しい人間だったのに、更に小中5年間にわたるいじめを受けたことが大きい

大学時代、私は高校でできた部活の仲間や親友との交流によって、少し自信を取り戻していた。「私のことをわかってくれる人はいる」「私のことを好きだと思ってくれる人はいる」「少しの人だけだけど」と。
だから、自然と私の周りには少しだけだけど、私のことを理解し、繊細な私の心を守ってくれる友人ができた。
サークルでも、ゼミでも、仲間に入れてもらうことができた

特にゼミの女子は特徴的で、どの子も自信がないのに強がって強い女のフリをしている子ばかりだった。私は当時その子たちととても共感していた。
大学を卒業してからも、その子たちとの付き合いは続いた

しかし、私は社会人になって「もっと素直に女の子らしくなりたい。似合わなくてもいいからピンクの服を着たい」と思うようになった
それを、小学校からの親友、そして高校からの親友は支援してくれた。一緒に買い物に行ってオススメしてくれたり、お化粧品どこがいいとか教えてくれたり。
そして、私の一番の人生の課題である「自信のある人間になりたい」ということについても、その2人の親友は私の先を行く人間だった
二人とも、出会った頃はそうじゃなかったのに、気づいたら自信があり、そして余裕のある、女の子らしい素敵な女性になっていたのだ
素直に、どうやったら私もそうなれるか聞いた。コツも聞いたし、彼女たちの真似をしてみたり、認知療法の本を読み、私の自信の邪魔をする歪んだ自動思考を努力で改善した
一歩でも、彼女たちに近づきたかった
そして、彼女たちと会う時に、思い切ってかわいい服やピンク色の服を着ていって、「可愛いね!」「似合うじゃん!」とゴマすりじゃない素直な感想をもらえて、私の自信ははぐくまれていった

その頃、私は社会人のバンドサークルに入会
そうしたら、今度は女の子らしくて自信があるタイプの女の子と仲良くなった。いわゆるクラスの中心的存在となりそうな活発な子たちだった
その子たちにも刺激を受けて、私は女の子らしくしゃべったり、女の子らしい服を着ることに段々抵抗がなくなっていったし、彼女たちみたいに活発に元気な女の子になりたいと思い、いい影響を受けた

そしてしばらくぶりに飲み会やろうよ!とゼミの女の子たちから連絡があった
私は「いつも通り」のつもりで、ピンクの服を着て、可愛いお化粧で飲み会に行った
そうしたら、彼女たちの中で、私は浮いた存在になっていた
男の子っぽいセリフ、強気の発言、私にはどれも違和感があるものになっていた
隠れた自尊心の低さが目についた
気づいたら、私はその大学のゼミの女子会から遠ざかっていった
ゼミの女子会では、彼氏が結婚したがっているけど私はキャリアを積みたいという子がいた
あとは、大学時代から付き合ってた彼と別れて、その後メールで、結婚したと連絡をもらった子もいた。しかし、その後はわからない

そして時期はだいぶ違ったものの、親友たちは結婚し、出産、ママになった。
私が一番最後に結婚し、子供を授かったので、相変わらず二人は私の良き指導者であり、センパイ
私はそのふたりを追いかけるのが好きだ
ああいう素敵な女性になりたい、と実際に側に実在してくれるのだから
そして、その友達も、私のことを好きでいてくれる
いつもふたりには感謝している。

こうやって自分の遍歴を考えると、いつも、人は自分の鏡だったなと思うのだ
当時の自分と似た人が自分の周りに集まっていた


他人に優しくすれば、10回に1回くらいは優しさが返ってくるかもしれないなんて打算的な理由もある。
でもそれくらい打算的でもいいんじゃないかって思うんだ
そしてここで、あえて「他人に優しくするのは、私へ優しさが返ってくるかもしれないという打算的な理由だ」と断言できるところが、私らしい、とも思っている。
結局、他人に優しくしていることには変わりないのだから
そして、誰にでも優しい人間でありたいという、自分の理想とする女性像に近づけていることには変わりないから
それで実際にそうやって生きていたら、面白いことに、本当に他人でも優しさを返してくれるのだ。
個人経営の美味しいレストランで、素直においしい!と感想を述べたら、ちょっとしたサラダを「サービスです」と頂いたり、旅行先で「これ母にドッキリで渡すお土産なんです」と言ったら、その店員さんも丁度手があいていたというのもあって、私と同じようないたずらっ子のような顔をして、どうやったらバレない包装になるかなんて二人でキャッキャ考えたり、こちらは特に得したことは何もないが、チェーン店でも一生懸命笑顔で頑張っている店員さんには「笑顔が素敵ですね」とできるだけ言うようにしている。そうすると、一瞬だけ素の笑顔が出て、嬉しそうにするのが私への「お返し」だ

そして今、私のそばにいてくれる旦那。
底抜けに優しくていい人だ。こんな人が婚活市場で売れ残っていたのが不思議なくらいだ。
私は、「人は自分の鏡だ」と思うから、できるだけ旦那にも他人にも優しくあろうと心掛けている
そして、旦那は、何もできない私にいつも感謝してくれる
いつもいつも、私が旦那に家事をやらせたり、買い物行かせたり、ぱっと見はとっても鬼嫁なんだが(笑)
でも旦那がグチりたい時はとことん話を聞いてあげたり、ツライ時には優しく接したり、家計のお金の管理をきちんとしたり、ちゃんと優しくしている時もあるからこそ、旦那もそうやって私に優しさ・信頼を返してくれているんだと思う
こういう、いいポジティブループに入れば、人間関係一番いいと思う
特に旦那とか、親とか、身近な人は特にそのループに入って、心からの味方になってもらえれば、私も強くなれる。頑張れる

逆も紹介しておこう
私がなんとなく職場で苦手な人がいた。その人は身汚く、いつも自分のミスに対して言い訳したり、周りにグチを言う人だったからだ
ミスしたことに対して再度同じミスをしない工夫もしないし、他人のせいにしているから、再度同じミスを繰り返し、上司に怒られていた
「苦手だな」と思っていると、やはり顔や態度に出るのだろう。私もその人からいつの間にか嫌われていた。特に何もトラブルがあったなどのきっかけや理由はない
でも、私も嫌いだったから、お互いできるだけ当たり障りなく、接しないようにできたから助かった

しかし、同じような状況で、逆に私はなんとも思っていなかったが、相手が理由不明、きっかけなし、しゃべったこともないのに私のことを嫌っているということもあった
私への態度が、他の人とちがって冷たい態度だから、否が応でもわかる。
そうすると、自然と私もその人が嫌いになった
たまたまその人は、前者の人と違って、嫌いなクセに絡んでくるタイプだったので、仕事について何度か言い争いになり、ケンカみたいになったこともあった
しかし、私は感情はグツグツ煮えたぎっていたものの、仕事である以上あくまで冷静に、同僚で同期であるにも関わらず敬語で反論し、議論という形をとった。ところが彼はどんどんヒートアップして、タメ口、暴言などを大きい声で言うものだから、最終的には彼が上司に怒られ、上司から「あとで彼女(私)に謝るように」と指導までされていた
しかし、彼は私に謝ってくることはなかった
その程度の人間なのだな、とできるだけ関わりたくない私は放置しておき、次に彼が私に絡んできた時に、当該上司に「実は彼はあなたの指導を無視して、私にはあの件、謝ってきてないんですよ」とチクッて彼の評価を下げてやった(笑)
別に謝ってほしかったわけじゃないし、絡みたくなかったから上司にチクらなかっただけで、その時また絡んできたから、そういう態度なら私も言っちゃうからね!という感じでチクってやったのだ。キヒヒ

そんな風に、人間関係はできているように思う

きっかけもなく嫌われることは、ある。
一応、嫌われたきっかけがある可能性がある場合は、考える。研究する。
そして自分が悪かったら謝り、改善する。
でも、私もどうしても身汚い人間は苦手だ。理由なんてない。イヤなものはイヤだ。
それはきっと誰にでもあるから、きっと勝手に嫌われた時には、彼の何かのポリシーに私が反しているのだろう
でも、それは「あなたのネイルのデザイン、私の好みじゃないわ」って言われてるのと同じレベルなんだと思うようにしている
「貴方はそう思うのね。でも私はこのデザイン好きなんだ」と言えればいいのだ

そして自信
私はまだまだだ。親友2人に比べたら全然まだまだ及ばない
旦那も自然と自信があるタイプの人間で、自信がある人は余裕があるから、自分と反対の意見があっても「ふーん君はそう考えるんだね」と素直に受け止められるし、何か新しいゲームなどを勧められた時に、素直に一緒にやってみよう、となって一緒にハマってくれたりする
私は、私がなりたい人間像を実現している人がそばにいてくれて、とてもありがたく感じている

自信は20歳を過ぎて両親の精神的支配から外れたら、あとは自らがはぐくむものだと考える
私も実際、両親は自信のない人間だが、私はそうではなく、親友たちのような、旦那のような自信があって余裕がある人間になりたい
私は彼女たちの鏡にはなれていないかもしれないが、彼女たちの鏡になれるよう、これからも良い刺激を受けていきたいと思う

もし心に響いたならば……投げ銭のひとつやふたつやみっつやよっつ!!よろしくお願い致す!(笑)