見出し画像

怪我した時にアイシングは間違っていた!?

みなさんは怪我をした時まず何をしますか?怪我とは、捻挫、打撲、肉離れ、脱臼、骨折などになります。

湿布でしょうか。
氷で冷やすでしょうか。
何もしないでしょうか。

ここ何十年も怪我をした時はアイシングと言って患部を冷やす事が推奨されていました。

しかし、このアイシング理論を唱えたヨーロッパの博士が自らこの説を否定しました。

自らです!

この様に第一人者が自分の間違いを言い直す事は中々ありません。
しかし、正しい事をきちんと唱えるのが科学者であります。

今までにやっていた既存の正しい事を一度疑ってみる。そんな挑戦を続けた結果、実はアイシングは間違っていた!となったのでしょう。

ヒトは思い込みをしてしまいますが、これを打ち破ることが出来ると新しい未来が開けるのでは無いでしょうか。

私も、この情報を知ってはいましたが、正しい情報なのか分かりませんでした。少しずつ、了承を得て実際の患者さんに試しデータを集めていきました。この情報通り、アイシングをしない方が半分程度の期間で競技復帰できていました。なので、去年の半ば頃より、アイシングを一切やめながら施術、救護を行っています。

画像1

ピースはケガ直後から2日間くらいまで対処法これを守るだけで治るまでの期間が半分くらいになります。

P 保護 再受傷しないよう護ること

E 挙上 患部を心臓より高く保持しておく

A 抗炎症剤を使用しない 中には抗炎症成分の入った薬を飲むと炎症が治まるから飲みましょうというものがありますが、外傷に限っては違います。怪我以外で医師から処方されたものは飲まないといけませんが、ケガをした時は抗炎症薬は飲まない

c 圧迫 患部をテーピングや伸縮性のバンドで圧迫をかける

E 教育 患者もきちんとした知識を持つ

ラブは2日目~ リハビリにかけての対処法になります。

L 荷重 患部に荷重(体重)負荷をかける

O 楽観視 メンタル面、すぐ直るだろう、ゆっくり休めてラッキーなどと思考を前向きに持っていくこと

V 血管トレーニング 血流を上げて血管を鍛える 運動やサウナ、交代浴などを行う

E 動きを加える 患部を動かして柔軟性を出す、痛みが少し出ていても閾値を上げる意味でも動きを加える


アイシングが全く意味が無い!というと、そんなことはありません。アイシングには痛みを取り除くという効果があります。ん?矛盾しているのではないか?となります。しかし、痛みを取るというのは、安静時に関してです。問題は痛み無く患部を使えるかどうかになってきます。私は、骨折や脱臼などをした際、痛みがどうしても強い場合にはアイシングをするようにしています。

痛いが我慢できる範囲であれば、アイシングは全く行いません。そうすることで痛み無く競技復帰できる期間が半分程度まで減らすことが出来ます。

今すぐ痛みを取りたい目先の結果にこだわるのであれば、アイシングをしてもらっても構いませんが、選手や患者の目的が早く元の状態に戻したい!のであれば、アイシングはしないことをお勧めします。


https://return-to.co.jp

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?