見出し画像

Rettyのプロダクト・組織のいま

Retty VPoE(VP of Engineering)の常松です。VPoP(VP of Product)を務めていた野口の後を継ぎ、2023年4月よりプロダクト開発全般(開発・企画・デザイン)の組織をみています。今日はRettyのプロダクト組織の現状と、このタイミングのRettyでプロダクトマネジメントに取り組むことで得られる経験・価値を紹介します。

Rettyはプロダクトマネジメントに正面から向き合っている会社です。界隈の情報を積極的に取り入れ学び、業務を通じて得られた知見を抽象化し、社外・コミュニティに還元すべく発信を継続的に行なっています。

pmconfには2021年に野口2022年に松田、そして2023年も福田と3年連続で登壇者を輩出し、2022年にはProductZineで短期連載を掲載する機会をいただきました。

Rettyが身を置く外食業界はここ数年様々な変化が起き続けています。ユーザーが飲食店を探す手段は多様化し、飲食店もSNSなど新たな手段を活用するようになりました。外国人旅行客が増えインバウンド需要を捉えたいという希望や、人手不足で店舗オペレーションを回すにも支障がでているという悩みも聞いています。変化し続ける飲食業界にキャッチアップし、プロダクトも私たちも短期間に大きく変えていかなければなりません。

一方でお店選びの課題が解決されたとも言えない状況です。飲食店選びの手段が多様化しているとは、どれも決め手にかけ、ユーザー・お店が複数媒体の併用を余儀なくされているとも言い換えられます。私たちは改めて初心に戻り、Rettyを選び使ってくれているユーザー・お店が抱えるお店選びの課題に目を向け、Rettyを通じたお店探しで人生がもっとHappyになる飲食体験を創り上げていかなければなりません。

そのためには組織としてプロダクトマネジメントのステージを引き上げる必要があると考えています。プロダクトマネジメントの教科書やベストプラクティスに従うだけでなく、「誰の、何の課題を解決するのか」にこだわり、プロダクトの価値をより強固にビジネスに結びつけていきます。

これまでよりも開発・企画・デザインに与えられる課題の抽象度は高く、業務の難易度は上がっており、達成のためにメンバーが膝をつめて話し合い、建設的な議論を繰り返す機会が増えています。かつて職種間にあった(かもしれない)壁はさらに薄くなり、目的に沿って全社が一丸となって動いています。

改めて顧客に向き合い、外食業界の集客課題を解決すべくプロダクトを大きく変えていくには、いろんな経験を持つ仲間が必要です。以下の領域で経験・強みを持つ方は特に活躍の場が大きいと考えています。

  • マーケティング:プロダクトの認知・想起を広げ、プロダクトの立ち位置を明確に・尖らせていく。

  • 事業開発:ユーザーへの提供価値とお店への提供価値を繋げ、収益を担保する。

  • 商品戦略:中長期的な視点で、戦略に沿った打ち手ををブレずにやりきる。

求める素養も高いですが、顧客に目を向けた・ビジネス価値にきちんとつながるプロダクトの開発に取り組んでみませんか?