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〜飲食店の皆さまへ〜消費者アンケートから見る緊急事態宣言「解除後」の外食意向

こんにちは。Retty note部です。

先日、全国の「緊急事態宣言」が解除されましたが、2ヶ月近い長期間の外出自粛と、自治体からの営業時間短縮や休業の要請もあり、飲食店・外食産業はこれまでにない影響を受けているかと思われます。

今回は、私たちが「いま」できる事として、ユーザーさんの力をお借りし、緊急事態宣言「解除後」の外食意向を調査、飲食店の皆さまにご活用いただける情報としてまとめ公開しました。

本記事では、プレスリリースではお伝えできなかった項目や、分析結果をまとめております。

ぜひ、今後の取り組みの参考にしていただけると幸いです。


「緊急事態宣言「解除後」における外食利用について 調査結果 サマリー

「外食を利用したい」と回答した方が約94%と、外食への利用意向が非常に高くなってまっている。
・「外食を利用したい」理由として、上位2つは「料理の美味さ」・「飲食店を応援したい」だが「店内の雰囲気を感じたい」や「リアルの場でのコミュニケーションを楽しみたい」など店内でしか得られない体験を求める回答も多数
・「外食を利用しない・するかわからない」理由としては、「感染の不安」が最も多く80%の方が回答。
・「外食を利用しない・するかわからない」と回答した方の外食の利用条件は、「店内の衛生面対策」と約半数が回答。
・店内の衛生対策として、は「従業員の健康チェック」・「消毒」・「座席間隔」・「換気」がいずれも70%を超えており、消費者はできる限りの厳密な衛生対策を求めている
・WEBやアプリでのお店探しでは、約80%が「営業時間変更」、約59%が「テイクアウト」、約42%が「衛生面」の情報を載せてほしいと回答。
・信頼できる情報は「実際に行った人の口コミ」という回答が最も多く約67%。
テイクアウト利用に関して、緊急事態宣言中と比較して「多い頻度で利用する」・「同じ頻度で利用する」と回答した人が合わせて約49%と半数を占める。
デリバリー利用に関して、緊急事態宣言中と比較して「多い頻度で利用する」・「同じ頻度で利用する」と回答した方が合わせて34%

※調査対象者や調査方法の詳細などは上記のプレスリリース内に記載しておりますのでご確認ください。


「外食したい」が94%


Q.あなたは緊急事態宣言解除後に外食をしたいですか?

3_外食したい

(n=1154)
約94%が緊急事態宣言解除後に外食を「利用したい」と回答し、非常に高くなっております。


一方、利用頻度は以前より少なくなる可能性も


Q.緊急事態宣言「解除後」、どれくらいの頻度で外食を利用したいですか?

4_今後の外食頻度

(n=1084)
利用したいと回答した方のうち、約半数が緊急事態宣言の発令以前より「頻度は減るが利用したい」と回答しました。

第二波の心配もあり、迷っている方も多いのかもしれません。

外食を利用したい理由のTOP2は「料理が美味しいから」と「飲食店を応援したいから」


Q.理由を教えてください(複数回答可)

5_1_外食理由

(n=1084)
外食を利用したい理由として、上位2つは「料理が美味しいから」が約65%、「飲食店を応援したいから」が59%。

店内でしか得られない体験も求めている声も…

5_2_外食理由

(n=1084)
一方、「店内の雰囲気を感じたいから」・「出来たての料理を食べたいから」・「リアルの場でコミュニケーションをしたいから」と、店内でしか得られない体験が多数選択されました。

お店の方が作ってくれたプロの料理お店の方や一緒に食事をする方とのコミュニケーションみんなで顔を合わせて同じ場所で同じ体験をする、そこに外食の価値を感じている方も多くいるかと思います。

一方、外食を「利用しない/利用するわからない」と答えた方にも理由を聞いてみました。

感染の不安はあるが、衛生対策をしていれば「外食したい」


Q.外食を「利用しない/利用するわからない」と答えた理由を教えてください(複数回答可)

外食しない理由

(n=70)
外食を利用しない理由として「感染の不安」を感じている人が最も多い。

Q.どのような条件であれば外食を利用しますか(複数回答可)

外食する条件

(n=70)
約半数の約47%が「店内の衛生面対策がされている」と回答。

新型コロナウイルス感染症の終息はもちろんですが、衛生対策がされていることで外食を利用したいと思う方も多いようです。


衛生面について不安を感じる人が大半を占める


Q.外食を利用するにあたって、衛生面に不安はありますか

衛生面の不安あるか

(n=1154)
衛生面に不安が「少しある・ある」と回答した人が合わせて約70%。

Q.飲食店に対して衛生面対策をどの程度求めますか

衛生対策どのくらい求めるか

(n=1154)
「求める・かなり求める」と回答した人が合わせて約86%とほとんどの方が衛生面対策を求めている。


衛生面対策はできる限り、厳密に。
「消毒」・「換気」・「従業員の健康チェック」は必須


Q.飲食店にどのような対策を求めますか(複数回答可)

6_どんな衛生対策求める

(n=991)
「従業員の健康チェック」・「消毒」・「座席間隔」・「換気」がいずれも70%を超えており、消費者はできる限りの厳密な衛生対策を求めています。

その他自由回答では、テラス席の設置、ドアや窓の開放などの回答が見られました。

これからの「お店探し」サービスに求める情報TOP3は「営業時間・テイクアウト・衛生面」


Q.WEBやアプリでのお店探しで、載せてほしい情報を教えてください(複数回答可)

7_WEBに載せて欲しい情報

(n=1154)
約80%が「営業時間変更」、約59%が「テイクアウト」、約42%が「衛生面」の情報を載せてほしいと回答。


信頼できる情報は「実際に行った人の口コミ」という回答が最も多いが、情報はできる限り多く発信を

Q.どのような情報が表示されていてほしいですか(複数回答可)
(前の問いに対し、「衛生面に関する情報」と回答した方が対象)

どんな衛生情報載せて欲しい

(n=188)
求める情報の上位3つとして、約84%が「消毒」、約73%が「座席」、67%が「換気」の情報と回答。

Q.衛生面に関する情報の発信元はどこが信頼できますか(複数回答可)

8_信頼できる情報

(n=188)
「実際に行った人の口コミ」が信頼できるという回答が最も多く約67%
また、「飲食店の人の発信情報」・「実際に対策しているかどうかがわかる写真」についても、約半数の人が情報源として信頼できると回答した。


今後のテイクアウト・デリバリーのニーズは…


Q.「緊急事態宣言」発令中と比べて、テイクアウトをどれくらいの頻度で利用しますか

9_テイクアウト

(n=1005)
緊急事態宣言中と比較して「多い頻度で利用する」・「同じ頻度で利用する」と回答した人が合わせて約49%と半数を占める。

Q.「緊急事態宣言」発令中と比べて、デリバリーをどれくらいの頻度で利用しますか

10_デリバリー

(n=979)
緊急事態宣言中と比較して「多い頻度で利用する」・「同じ頻度で利用する」と回答した方が合わせて34%。

どちらもピーク時よりは減少する可能するかもしれませんが、緊急事態宣言発令前と比べて、ニーズが高く残る可能性は高いことが予想されます。

最後に…

全体を通して、消費者の方の外食意向は非常に高いものの、感染に対する不安が大きく見られます。
ソーシャルディスタンスを始めとする、いわゆる「3密」対策や、マスク着用、アルコール消毒など徹底など、政府が提言している「新しい生活様式」に沿った形での運営・営業が求められていくかと思います。


【飲食店の皆様へ】
■Rettyの新型コロナウイルス感染症感染拡大に対する取り組み
本プロジェクトの他、飲食店向けの支援施策として以下を実施しております。興味のあるものがありましたらお問い合わせください!

・「#私が応援したいお店」Twitter投稿企画(2020年3月13日)


・テイクアウト・デリバリー導入店舗の情報掲載を開始(2020年4月7日)

・緊急事態宣言後のテイクアウトに対する消費者動向調査結果を公開(2020年4月30日)


・「東京都感染拡大防止協力金」申請時における専門家サポートを無償提供(2020年5月11日)


・CAMPFIREと連携しRetty会員店舗のクラウドファンディング活用を支援(2020年5月28日)

その他、他企業とのプロジェクト連携
・Retty掲載店舗限定で、wakumoのサービス利用料一定期間無料提供(2020年4月27日)


・EC販売の導入のためのオンラインストア「MIRAI便」との業務連携(2020年5月21日)

また、飲食店の方に届けたい情報などがございましたら、Retty公式TwitterのDMにて、ぜひご連絡ください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
引き続き、Rettyは飲食店の皆さまのお悩みを少しでも解決できるよう、今後の運営・経営に役立つ情報などを発信してまいります。
飲食店の皆さまにとって、少しでもお力になれれば幸いです。

Retty note部