誰も取りこぼさない

*来週の12日(土)に、兵庫県尼崎にて「ミーツ・ザ・福祉」というイベントが行われる。こちらは六年目だそうで、ぼくも数年前から遊びに行っているイベントだ。「障がいのある人もない人も楽しめるフェス」とうたっているイベントは、ほんとうに多様な人たちが集う。耳が聞こえない人も、歩けない人も、自転車に乗れない人も、時間が守れない人も、ピーマンが食べれない人も、ほんっとーにいろんな人が揃うのだ。

今年はお手伝いで参加させてもらうことになり、先日、初めてミーティングにおじゃました。すこし遅れて行ったんだけど、これがおもしろかった。発言する人がみんな最初に手を上げて、何やら自分のスマホを口に近づけて話している。どうやら、専用のアプリを使うことで、耳が聞こえない人も会議の内容が分かるようになっていて、そんなのがあるのかー!と驚いたのだった。

もちろんミーティングにもいろんな人が参加しているもんだから、変なところで相槌が飛んだり、アプリ内で打ち返しがきたり、ぼくが普段やっている「ミーティング」とはぜんぜん違う形で、しかしちゃんと進んでいく。その感覚がおもしろかった。これ、数年前まで出来なかっただろうな。技術の進歩によって、確実に救われている人はいるし、障がいを持っている人たちが社会に参加できる幅はすごく広がったんじゃないかなと、そこまで知らないけれど思ってみたりもする。

さて、そんな「ミーツ・ザ・福祉」は12日に尼崎にて開催です。ライブがあったり、出店があったり、新喜劇があったりと、盛りだくさんな一日になります。ぼくもお手伝いしていますので、ぜひ、お越しになってみてくださいねえ。


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