よろず文化祭でしたっ!

*土曜日は、お友達の紙芝居屋のガンチャン主催、「よろず文化祭」でした。舞台、演劇、お芝居、ライブ、落語に漫才コントなど、総勢30組もの演者さんが出演して1日を彩る、大人の文化祭。いやー、おもしろかったー。ありとあらゆる舞台芸術を1年分、ごそっと見た感じでしたよ。ちなみにあたしは、「抱きしめ亭今夜」という芸名(?)で創作落語をば一席おつきあいいただきましたゆえ。ちなみにネタの題は「ピロートーク」でヤンス。

1組10分の持ち時間のなかで、さまざまな演目をやっていくわけですが、振り幅がすごいのよ。紙芝居から始まり、フラダンスにアイリッシュ音楽、朗読にふたり芝居、あたしも落語をやったし、その次には漫才があったり、収録もあったりと…バラエティに富みすぎていた。観ているお客さんもびっくりするくらいの幅広さ。なにがおもしろいって、演者がいちばん勉強になるんですよ。

演者はステージに立つわけだし、もちろんそういうお仕事の人が多いもんだから「次はあーしようこーしよう」みたいなのが常にある。だからこそ他の演者さんを見ながら「こんなことするんだ!」とか「はあー、そういう技術を使うのか!」といった感想が裏で飛び交う。で、終わった演者さんを迎え入れて、感想を言い合ったり疑問点を聞いたりしていくわけだ。この「よろず文化祭」はお客さんももちろん楽しかっただろうけど、まちがいなく演者同士がいちばん吸収してるよ。

それぞれがそれぞれの表現をおもしろがって、拍手をし合う。それが演者のあいだで成り立っているってのが、すばらしいイベントだよなー。演者ってのも「舞台に立っているその瞬間」だけの話であって、それ以外の時間は「お客さん」だもんね。いつだって「送り手」は「受け手」なのである。


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