とうもろこしのマフィン

*先日、もぎりたてのとうもろこしをいただいたので、せっかくだから…と、とうもろこしマフィンをつくった。いつものおれなら、醤油をかけたり、パルメザンチーズをふりかけたりして「焼きとうもろこし」とゆーやつにするところだが、最近のおれはおやつブームなので、おやつにしてみたのだ。レシピはおなじみ、なかしましほさんです。

とうもろこしの粒を包丁で削ぎ落とし、小麦粉やらごま油やらを混ぜ合わせたものに入れて、オーブンで焼く。パンは作ったことないけれど、ま、パンと似たような要領なんだろう。意外にパパッとできたし、味も美味しかった。いわゆる「おかずパン」とゆーやつだ。

なんだかんだ最近は週に一度ほど、おやつを手作りする人になっている。先週はあんこを作ったり、その前はスイートポテト、クッキー…とおやつを手作りしては誰かに振る舞うおじさんになっている次第でございます。どうしてつくっているかと問われたら、「ま、暇だしねぇ…」という答えになってしまうのですが、まじめに答えてみると、じぶんの手でなにかをつくって、それを振る舞うことをしておかないと、なんだか不安になるんだよね。不安になるというか、忘れちゃいけないなぁと思うというか。

じぶんのてで、なにかがつくれるということ。文章を書くことは形に残るわけではないので、これがまたちがうんだ。形の残るものがつくれて、それができることに安心と責任を感じる。そして、それらを「振る舞う」ことが、けっこう大事なんだよなぁ。人は、誰かに「振る舞う」ことでげんきになっていったり「振舞われる」ことでげんきになっていく生き物なんです。じぶんじしんに「振る舞う」という感覚でもいい。この「振る舞う」ってのをたまーにしておかないと、けちけちしちゃったりするもんでね。どんぶり勘定で食え食え!みたいなのを、たまーにやりたくなるのでした。あ、とうもろこしのマフィン、美味しいよー。


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