決まって年末は憂鬱な生き物です。

*寒くなってきたら、クリスマスとか正月のことを考えちゃいます。寒さの厳しいのは年を越してからだろうから、寒さの真っ只中では、暖かくなる春のことをかんがえるんだろうなぁ。冬眠してる動物たちは、暖かくなった日の夢を見ながら、ねむりにつくのだろうか。そういえば毎年のように、三月になったら「三月なのに寒いよねえ」って言い合ったりしてますが、そろそろ僕らは「三月は、寒い!」ということを、身に沁みておぼえたほうがいいんでなかろうか。

ぼかぁ、「年末」のこの時期が苦手なのであります。というのも、今年と来年の狭間でありますから、今年1年の後悔と、来年こそは…という不安が、盆と正月ばりにやってくる(正月はほんとにやってくるんだけどね)。根明でもポジティブでもない人間だから、年の狭間にそんな思いにさいなまれ、寒さも相まって縮こまってしまうのです。しょぼん。

なんだかんだ人間二十八年生なのに、まだこんなもんだもんなぁ。きっとこれからも、ぼくは年末のこの時期を、しょぼんとして過ごすんだろうなぁ。前までは、そのことがヤだったりしたのですが、今となってはもう、そういう「性質」だと思って、年末3日間くらいは何の予定も入れないのです。もう、たっぷり、その後悔と不安に浸り切って、あたらしい今年を迎えうってやろうじゃないか、と負け戦に挑む気分であります。

あっ、でも、来年からの楽しみが1つあった。今年から始めた5年手帳が、来年からは2年目になるので、1年前の同じ日付に、ぼくが何をしてどんなことを思ったりしたかが分かるんだった。こりゃあいい、こりゃ楽しみだ。忘れもしないことなんてほっとんどない中で、忘れたことを思い出せるこの仕組みはいい。年を跨いで、種を蒔こう。来年の自分が楽しみであれるような、ね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?