好きな形容詞を3つ教えてください

*このまえ、お風呂に入りながらふと思いついた質問があった。それが「形容詞の中で、なにが好きですか?」という質問だ。「好きな形容詞を3つあげてください」とかのほうがいいかもしれない。この質問は、なかなかその人をあらわす質問になりえそうだぞ、と湯船に浸かりながらほくほくしていたのだった。

形容詞というのは「あかるい」だとか「きれい」だとか、すべてに当てはまるわけではないですが、簡単に言えば「〜い」で終わるものです。「くさい」とか「初々しい」「かまびすしい」なんてのも形容詞です。思いつく形容詞を並べていくだけでも、軽く20個はスラスラと言えるでしょう。時間をかければ4,50個は出るんじゃないかな。もっと言えますよって人もいるくらい、形容詞はみんなが持っていて、かつ使いやすいものだ。

その中で、どれが好き?って話なんだけど、これ、決めるのけっこうおもしろいよー。分かりやすいところで言えば「きれい」をランクインさせる人には「うつくしい」じゃないの?って聞いたら、どんどん会話が広がる。「あかるい」と「こわい」の両方をランクインさせる人だっているかもしれない。「おもしろい」と「たのしい」はどうちがうの?とか「おいしい」が入らないのに「甘い」が入っていたりとか、「かなしい」が入ってたりする人もいるんじゃないかな。

人によって、人それぞれ違う。形容詞の中から好きなものを3つ選ぶだけで、その人がちょっと顔を出すのはおもしろいよー。ぜひ身近な人と、立ち飲み屋で会った隣の人と、ばったり会った昔の友人と、付き合いたての彼女と、やってみてください。その人のことをちょっとだけ知れますから。ちなみにぼくは「おもしろい」「うつくしい」「哀しい」あたりかなー。いや、どれも捨てがたいんだけど。


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