見出し画像

第3回 失敗を消化する。

白川:
遠藤さんは、「失敗」について
いろんな角度から考えると思うんですが、
最近はどんなことを考えましたか?


遠藤:
考えてることはいっぱいあるんですけど...
初回からずっと考えてるのは、
「失敗の昇華」ってどんなかな、です。


白川:
失敗の昇華。


遠藤:
「失敗展」では、失敗を話す問いがあって
来てくれた方がそこに書き込んだりするんですけど。


白川:
失敗を表彰できる、
「やっちゃったで賞」とかもありましたよね。


遠藤:
それもあります。
そんなのを近くにいるスタッフが、
「そのあとどうなったんですか?」って
深掘りしていくんですよ。


白川:
そこで「失敗」の対話が生まれる。


遠藤:
その対話の中で、整理されていくんですね。
出来事とか、感情とか。


白川:
言語化ができるってことですね。


遠藤:
で、言語化って、肯定ができるんです。
出来事を言葉にすることで、肯定していける。
そこでさらにスタッフが共感したり、励ましたり
いろんな言葉が加わることで、
笑いに消化されていったりします。


白川:
でもたぶん、笑いだけじゃないですよね?


遠藤:
中には泣く人もいたり、
怒る人もいるんですよ。
あのときの私がやっぱり許せない!みたいな。


白川:
それは、自分自身に対してですか?


遠藤:
自分に怒る人も、他人に怒る人もいます。


白川:
はあー。


遠藤:
失敗を話すことで昇華していく過程で
生まれる感情がいろいろあって。
基本的には笑いが多いんですけどね。
それって、どういう経緯でたどりつくんだろう?
笑う、泣く、怒る、以外にもあるのかな?とか、
失敗の昇華されていくプロセスが、
今は気になっていますね。

どうしたら失敗を昇華できるんだろう、
自分のことをゆるせるんだろう、
そのためには何が必要なんだろう。

画像1


白川:
もちろん、それはひとりひとり違いますもんね。


遠藤:
そうですね。
だから一概には言えないんでしょうけど、
私の場合はなんなんだろう?とか。


白川:
失敗によって違うというよりは、
人によって違いそうです。


遠藤:
しかも、「怒り」って二次感情じゃないですか。
「怒る」に到るまでには、なにかしら感情がある。
悲しかったから、怒る。みたいに。


白川:
選択できる感情ですもんね。

ああ、怒るで思い出したんですけど。
アンガーマネージメントってあるじゃないですか。


遠藤:
はい。


白川:
こう、ぼくは怒ったことを、
笑い話にして話すことが多いんです。
ぼくの中でそこまで怒ってはいなくて、
ただ怒りっぽく言った方がウケるから、
そんなふうにして話すんですけど。

この前、怒りすぎじゃないですか?って。


遠藤:
言われたんですね(笑)


白川:
で、自分ではそんなつもりないんだけど、
「そうなのかもしれない」と思って、
アンガーマネージメントの動画を
見てみたんですよ。
すると「6秒数えたら怒りは収まる」って
そこでは言ってて。


遠藤:
へえ〜6秒。


白川:
で、何かのタイミングで、
怒りそうになったときに、
6秒数えたんですよ。
ただ、数え方を失敗して...


遠藤:
あ!


白川:
「6..5..4..3..2..1..」って、
カウントダウンしちゃったんです。


遠藤:
爆発するじゃないですか(笑)

画像2


白川:
..っていう失敗談を、思い出しました。



(数える時は1から数えましょう。あしたにつづきます。)

つづきをよむ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?