口の軽い人にならない方法

*「あの人は口が軽いから」なんて言い回しがあります。口が軽いというのは、ひみつにしておいてほしいことや、その人を信用して話したことをぺらぺらと他の人に話しちゃうような人のことです。ま、あんまり良い意味では使われませんな。

反対の意味で「口が堅い」というのもあります。そのまんま逆の意味で、誰かのひみつや話をあんまり他人にしない人のことです。知っていても知らないふりをすることもあるだろうけど、口が堅い人ってそもそも「他人の話」をしない人なんじゃないかなぁと思ったんです。

「口が軽い」と言われる人がいたとして、その人は自分のことを「口が軽い」と自覚しているんだろうか?って思うと、きっとそうじゃないですよねえ。ぼくもそこまで口が軽くはないと思っているけれど、他の人から見たら「あいつは口が軽い」と思われてるかもしんない。つまり本人は無自覚で、他人の話をしちゃってるってことです。

と思うとだよ。「口の軽い人」ってのは、誰かといるときに「他人の話」をよくしちゃう人なんじゃないかなぁ?話のテーマが「他人」になったら、その人について話しちゃうもんでしょう。で、そのついでにひみつにしておいてほしいことや、いらぬことまでついつい喋っちゃうんだろうな。

逆に言えば「口の堅い人」ってのは、誰かといるときに、「他人の話」をしない人だ。自分の話か、目の前にいる人の話しかしない人だ。すっごい今更だし当たり前だけどさ、誰かと会って話してたら、自分かその人の話だけで十分なんだ。自分かその人の話だけでも、話題は尽きないほどあるはずだ。

「これからこんなことをやっていきたい」とか「最近こんなことを思ってさ」とか、自分や相手の子ども時代の話とか、話してみたいことや聞いてみたいことがたくさんあるはずなんだ。だって、だからその人と会って話しているんでしょう?

ついつい「他人の話」をしちゃって、いらぬことまでしゃべっちゃうんだろうなぁ。「悪口」や「陰口」だってそうだよ。自分か目の前の人の話だけをしていたら、そんなの出てきようがないもの。海からざばーんってゾウがいきなり出てきやしないもんねー。

改めて思ったのだ。悪口や陰口、口が軽いと言われないためには、「他人の話」をできるだけしないようにすることだ。自分か、目の前にいる人の話をたくさんしたらいいし、聞いたらいい。自分もそうだよね、人と会ってたら、そういう話をたくさんしていきたいし、されたいじゃない。


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