やさしくなりたい。

*昨日、絵本『やさしいて』のPVが公開されました。1分ほどの短い動画ですが、PVのキモは音楽でね。今回、友人のミュージシャンにお願いして、絵本のテーマソングをつくってもらったんですよ。これがもう、ひいきたっぷりにほんっといい曲なんです。PVではサビ部分のみですが、絵本についてあるおまけから、フルでお聴きいただけます。この曲を聴くために絵本を買っていただいても、お釣りがくるぐらいですよ。

さて、10月1日の発売に向けて、これから立て続けに絵本のあれこれが公開されます。20日はPV、22日は特設サイト、25日には販売ラインナップ公開、26日から29日かけて対談がいくつか…30日にはオンラインショップが。宣伝ばかりで恐縮ですが、ほんとうにいいものができました。ぼくだけでなく、関わってくださった皆さんが素晴らしい仕事をしてくれたので、そのひとつひとつを見て欲しい思いでいっぱいです。

タイトルは『やさしいて』という絵本です。気持ち悪いですが、ぼくは「やさしさ」についてよく考えます。し、まず第一に「やさしい」ひとで在りたいと思います。おもしろい人でも在りたいとは思いますが、やさしさを犠牲にしてまでおもしろく在ろうとは思いませんでした。誰かを傷つけてまで笑いに変えようとはなりません。その方法を否定しているわけでなく、ぼくの優先順位として、「やさしい」がいちばんにくるんです。もちろん、やさしさが何かなんて、まだまだ分かっていないんですけど。

ちょっと変な話ですが、この絵本は、今までやさしくあれなかった自分への戒めでもあり、そして誰かへの謝罪でもあります。「ありがとう」の前に「ごめんなさい」があるようなもんです。誰かにやさしくできるようと考える前に、ぼくはやさしくなかった自分を後悔してしまうタチなので。それでも、やっぱりやさしくいたいもんだから、何度も何度もやさしさについて考えます。考えてるだけじゃ、やさしくはなれないんだけどさ。

毎日の文章も、たぶん絵本についてが多くなっちゃうでしょうが、読んでくださっている皆様、野暮を承知でお付き合いくださいな。そしてよければ、発売する絵本も手に取ってみてください。ほんと、いいものができましたから。


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