いいまちがい対ききまちがい

*ほぼ日さんで、佐渡裕さんの連載が始まった。佐渡さん、近くにお住まいだったと聞いてたり、じつは行きつけのお店が一緒だったりと、なにかと縁を感じる方なんですよね。来年は佐渡さんが指揮棒を振るクラシックを聴きたいな、なんてシロートばりに思っていたところ、この連載ですよ。タイトルは「ベートーベンの第九がよくわかる授業」。これをシロートのぼくは「だいく」じゃなくて「だいきゅう」って読んで笑われたのであります。「ベートーベンのだいきゅう」。休日出勤でもしたのかってんだ。

・この前も、サッカーW杯について盛り上がっている中、その場にいた人が「長友さんって、すっごく大きくモノを言うじゃん。ビッグボイスっていうか」なんて語っていた。周りは「わかるわかるー」なんて言いながら自然に話を聴いている。ぼくだけが心の中で「それはビッグマウスじゃないのか?ビッグボイスは、ただ声がデカいだけじゃないか?」と疑心暗鬼に陥っていたのであった。

「いいまちがい」って、おもしろいよねえ。その反対っかわの「ききまちがい」ってのもおもしろいよねえ。そこでさ、「いいまちがい」と「ききまちがい」がけんかしたら、どうなるんだろうね。「あんたがいいまちがえたんでしょ!」「おまえがききまちがえたんじゃないか!」なんてやりとりじゃ、決着のつきようがないもの。それこそ、どっちかが「ごめん」っていいまちがえるか、ききまちがえるかしないと、むりだろうねー。

いいまちがいも、ききまちがいも、どっちもおもしろがれたらおもしろいだろうなぁ。損得なんてなく、ただただ冗談として、楽しむ。空耳アワーとか、いいまつがいとか、ぜんぶそうだもんねー。


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