「ラブレター」を「企画」として。

*とくに仕事でもなく、遊びでやる予定もなく、ただただ漠然と「おもしろい企画を思いつかないもんかなぁ」とぼーっと考えていたところ、ちょっとおもしろそうなことを思いついた。「こんなお客さんに来てほしいね」というのをもっと具体的に落とし込んで、その人たちに向けてラブレターを本気で書いたなら、ほとんどの人は足を運んでくれそうなものじゃなかろうか?

いわゆる、「ラブレター」を、「企画」として出来ないだろうか。手紙としてでなく、概念として、またひとつの「企画」として、お客さんに「好き」という気持ちを伝えること。その一点のみにおいて集中して、企画者から、お客さんに向けてラブレターをつくるという観点で「企画」する。そんなのができたら、なかなかうれしいイベントごとになるんじゃないかなぁ。

「愛してる」や「好き」ってのは、言葉でもあるんだけど、言葉だけの話じゃないんだよね。こと恋愛にしたって、「ちゃんと好きって言ってくれないと分からない!」というのもあれば、「言葉だけじゃ信用できない、行動で示して」というのもある。どちらかの意見じゃなく、どちらかに偏ってしまっていたら、反対側の方に自然と重心が傾くわけだ。その両方をバランス良く行うことが、好きとか愛してるとか、ある意味では自分勝手な届けたい感情を、きちんと相手に伝える方法なんです。もちろん、伝えたからと言って受け取ってもらえるかは別の話だけれど。

じゃあ、それをバランス良く行ってみようよ、と。言葉でも、企画でも。「あなたのことが好きで好きでたまらないから、こんな企画をしました」というのを本気で作ってみたら、好きになってくれる人もいるんじゃないかな。その「好き」というのが、普段から相手も気持ちよく受け取ってくれていて、キャッチボールができている人なら、きっとうれしい企画になると思うんですよ。ラブレターを、手紙でも言葉でも遊びでもなく「企画」としてやってみる。ちょっと恥をかくかもしれないけれど、それぐらいがおもしろいんじゃないかなぁ。


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