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映画の感想 「天龍八部之喬峯伝」邦題「シャクラ」鑑賞、その他の「伝」に続くか

新年は「宇宙最強」ドニー兄貴で明けます。
実は谷垣アクションが馴染めません。とくにスライディング、るろ剣のときからちょっと蛇足感がありました。
とはいえ、4×10メートルスクリーンをほぼ独占で鑑賞。
最前列では、字幕は切れますし、アクションは早すぎて見えません。子供に自分の動体視力を考えて席をとるよう諭される始末。
ずっと若い頃キンフー作品は冗長に感じ、「グリーンデスティニー」もいまひとつの感。異例ながらタイトルそのままの「武侠」(迷邦題「捜査官X」)で目新しさにひかれました。
映画としては、落ち着いた目を見張るショットはなし。飛んで走って、啖呵を切って、気をぶつけ合って、ドラゴンボールみたいです。久しぶりに技名を叫びながら技を繰り出す、登場人物たちにちょっと胸が熱くなりました。
何が足りないのかしら。思うに様式的な美しさが足りない、と思います。装束、剣、屋根瓦、馬などなど。お茶や食事も貧相かしら。「イップマン」のタバコを喫するシーンや、食事のシーンにあたるものがないように思います。

「シャクラ」は「チャクラ」でなく「帝釈天」のことらしい


劇場で「柳生武芸帳」のチラシをとり感激。もともとこういうのずきです。1961年から64年までに計9本。残念ながらDVDで2本しか鑑賞できていませんが。ドニー兄貴にもこの領域までいってほしいなあ。

「グリーンデスティニー」のサントラを改めて。タン・ドゥン作曲、ヨーヨーマ参加のもの。今聴くと雰囲気に引き込まれました。

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