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アイドルとレジェンド

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「アイドルを探せ」と「レジェンド探索」を集めてみました。 写真はビスコンティの「ベニスに死す」の大道芸人。
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2019年10月の記事一覧

笑うバロック展(77) ありがとう!テレマン!

一度訪問してみたかったなあ。
なんでテレマンと名付けたのか聞いておきたかったですねえ。その辺黙して語らず、好い。
こちらは勝手にバロック音楽の大作曲家テレマンからとったと解釈しているのですが、もしかしたら違うのかも。
何しろ大阪と言えばテレマン(協会があり)ですし。
ちなみにテレマン協会のアドレスは「www.cafe-telemann.com」なぜ?カフェ・ツィマーマンのコレギウムムジクムはテレマ

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笑うバロック展(76) 悪女の肖像「ランフィデル」

笑うバロック展(76) 悪女の肖像「ランフィデル」

初めてオイゲン・ミュラー・ドンボワのリュートを聴いたとき、とにかくビックリ。

そのCDの中で、とみにヴァイスの「不実な女」というタイトルの曲に惹かれました。
このタイトルで興味を惹かれない男がいたら----むしろおかしいと。
個人的な感想は、実にタイトルどおりのイメージの曲だ!!ということ。
理由はわかりません。絵画のリュートを抱えた女たちを思い出しのか、それとも「第三の男」のアリダ・ヴァリを思

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笑うバロック(114) 日本の誇る小さな巨人、5フィートより少し高い

笑うバロック(114) 日本の誇る小さな巨人、5フィートより少し高い

2012年アムステルダム・コンセルトヘボウ。イヴァン・フィッシャー指揮。
指揮者の周りにリピエーノ・ソプラノ(児童合唱)が取り巻くレイアウト。
そして、35曲と57曲のオブリガート。
歴史のあるホールで、そこのオケ団員でなく、ゲストとして、もしかしたら日本人初かしら。いやいや、もはや彼女はお客様ではない、立派な欧州人に見えます。ラグビーのリーチ・マイケルみたい。わたしには彼は大変立派な日本人に見え

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笑うバロック展(93) レジェンド探索アレグリのミゼレーレ

ポエム・アルモニクの新盤はアレグリのミゼレーレでした。
タイトルも「ANAMORFOSI~ローマと北イタリアのバロック声楽芸術」というもの。

----中心をなす演目は、アレグリの『ミゼレーレ』。モーツァルトが暗記して記譜するまで楽譜が門外不出だったことで知られるこの作品に、可能なかぎり17世紀に書かれた当初の響きで迫ろうとするうち、プログラムはいつしかイタリア初期バロック最大の音楽拠点でもあった

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笑うバロック展(91) レジェンド探索 バロック音楽中心のレーベル

バロック音楽以前中心のレーベルには、下記のものがあります。
〇アルヒーフ(ARCHIV、グラモフォンの古楽レーベル)
----実際買って聴いたのは、ヴェンツィンガー(指揮&Gamb) バーゼル・スコラ・カントールム〔1953〕----あたり。
〇オワゾリール(L'OISEAU-LYRE、デッカの古楽レーベル)
----黒沢映画で知り、ヴィヴァルディ:「スターバト・マーテル」ジェームズ・ボウマン(C

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笑うバロック展(90) レジェンド探索「空想の音楽会」全30巻

全部がバロック音楽ではありません。
ただこれも昔から図書館などにはよくそろっていました。

バロック音楽の部分だけ抜き書きしてみます。録音年を考えると画期的です。

ヨーロッパの著名な城や宮殿、あるいは大聖堂などにおいて開催されたであろう演奏会を、 仮想的なプログラムに基づいて再現するという、その斬新なコンセプトには率直にワクワクさせられますし、 演奏自体の水準としても、21世紀の現在でも十二分に

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笑うバロック展(85) レジェンド探索 レネー・クレメンチッチ

日本ではかなり有名。図書館に常備されてました。
なのに名前ひとつおさまり悪く。ルネ・クレマンシックなのか、レネー・クレメンチッチなのか----もっとも昔はブリュッゲン、バイルスマ、カユケン、ハルノンクールでしたが。
しかしどこか「胡散臭さ」が拭えない、そんな人。
リコーダー奏者としては、間違えろとばかりリンデ盤そっくりプログラムのレコードを作ったり。マンローと間違われそうな「古笛の響き」とか、中世

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