恋愛を科学する【力学編】
こんにちは。こんばんは。初めましての方は初めまして。陰キャ相談員です。
今回は自分の専門分野「科学」の観点から恋愛を話します。
簡単に自己紹介をすると、学生時代は理論物理学を専攻し、学士の卒業の際には学部優秀賞に受賞される程度には勉強をしていました。それなりに科学を学んでいた経験から、物理教師として働いていた過去もあります。
さて、今まで恋愛をテーマに続けていた本記事ですが、僕は昔から
「恋愛は自然法則に従うのではないか」と、このような考えをもっています。
人の誕生には科学の観点が付き物です。我々は素粒子からできており、少なからず自然法則に従って誕生しました。つまり、人が自然法則の一つなら、恋愛も自然法則の一つという考え方を僕は持っています。
とは言え、ここでは人が広義になりますので、人が自然法則というのは中々暴力的なまとめ方ですが、今回の本質ではないので目を瞑ってください。
要はそれっぽいこと言いたいだけなのです。
話がそれましたが、本題
今回紹介したい自然法則(物理学)は【剛体の力学】です。
何やら難しそうな言葉が出ましたが、皆さんは小学生の頃に「てこの原理」という名前で勉強したかもしれませんね。
お借りした画像で申し訳ないです。
この図の通り、支点から両側にそれぞれ同じ距離だけ離れたおもりは同じ重さでないとつりあわないのは感覚的にも理解できるかと思います。
a=bのとき、Y=Xが成り立つわけですね。これって人と人との距離感と似ていると私は感じています。
XとYを人に置き換えましょう。XさんとYさんが仲良くなる際に、二人が距離を詰めなければいけません。一方的にXさんが近付いただけだと、これはつり合いを保てず回転(破綻)してしまいます。
恋愛では往々にしてこの距離感を間違える人が多い気がしているのです。
では、両方が順調に距離を詰められればいいですが、そう上手くいかないこともあります。Xさんの想い(おもり)が大きくなったとしても、破綻するわけです。片方の想いが大きくなったら、片方も大きくなるか、または距離を詰めてもらわなければつりあいは成り立たないのです。
よく恋愛では片方が一方的に片思いを募らせ、不安が増長し爆発することもありますが、それはおもりが勝手に大きくなっている現象に思えます。このような場合、パートナーが親身に寄り添ってあげる(近づいてあげる)か、同じくらい想いを大きくしないと上手くいかないのです。
我々は剛体(てこの原理)を義務教育で学び、時には何となくという感覚で潜在意識の中に刻まれているのかもしれません。
この何となく刻まれている「つりあい」の感覚があるからこそ、相手との距離感に対して、時には強い拒否反応を示すのかもしれません。
しかし、自然法則をしっかり意識しておくと、自分が何に対して拒否反応を示しているのか(生理的な拒否反応を示しているのか)言語化できるのかもしれません。
宗教じみた考え方ですが、こうした意識化が、今後の人間関係構築を改善できる一歩にもなれると信じています。
今回の記事が、皆さんのささやかな参考になりましたら幸いです。
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