マッチングアプリで詐欺にひっかかりそうになった話

先月、試しに1ヶ月だけやってみたマッチングアプリを再開してみました。
登録したのは無難にPairsですが、まあ時々お会いしてデートする相手がいれば…みたいな緩い感じでやってます。

さて2度目のPairs、登録初日にマッチングしたお相手がいわゆる誘導型の詐欺でした。

違和感多いにありな誘導型の詐欺アカウント

「いいね」は向こうからでした。明らかに怪しいところ(生成AIで作成したようなプロフィール画像や違和感のあるプロフィール文)もなかったのでマッチングして、メッセージ開始という流れでした。

メッセージ開始と同時に発生する違和感

初回のメッセージも向こうからで、結構な長文でした。
「マッチングアプリを始めてみたもののあまり慣れていない」、「思ったよりいいねがたくさんきて驚いている」といったことが書いてあった気がします。
何通かやりとりした後、「LINEのほうがかえしやすいのでよかったら交換しませんか」と向こうから連絡がきました。
「はやくない!?」というのが僕の率直な感想です。「マッチングアプリ慣れていない」アピールとものすごいテンポでのLINE交換の打診…「ははーん、これは詐欺業者だな?」と感じつつあった僕は「noteのネタになるじゃん」とニヤニヤしながらLINE交換をしました。
その後、Pairs上ではブロックされたのか「退会者」表示になっていました。(これはPairsの仕様で、相手からブロックされると「退会者」表示になる)

LINEでのやりとり開始後の違和感

LINEのアカウント名はどこにでもいそうな女性の名前でしたが、LINEでのやりとりをし始めてすぐに「なんだこれ!?雑コラか」というぐらいに加工マシマシの美女の写真を「LINE交換して関係性が作れたと思っている云々」という文章とあわせて送られてきました。
ちなみに僕はスマホ2台保有かつ回線も2つあるので、お遊び用(ちょっとメインアカウントを教えたくない人など向け)のLINEアカウントでやりとりしていました。やはりスマホ、回線は複数持つべきです。

本性を表しやがった

メッセージのやりとりはある程度は普通だが、どこか違和感を感じるというか生身の人を感じられないというかchatGPTと話しているような感じの流れも少々。
「こんな料理つくってみました」とご飯の写真が送られてきたりしたので、「無断転載か!?」と思いGoogleレンズで画像検索してみてもヒットなし…
結構手が込んでる感じです。
「もしよかったら今度通話しませんか?」、「今度この喫茶店いきませんか?」と結構積極的な感じでメッセージを送ってきてくれます。これは引っかかるやつも多少はいるでしょう。
そんなこんなでやりとりを続けていると、「Amazonから不正利用されているかもしれないみたいなメールがきたので、携帯を解約する。LINEのアカウントも作り直すのでこちらにメールください云々」というメッセージが届きました。

「ついに本性を表しやがった!!!」
「残念ながらそんな古典的な手口にひっかかるほど単純な男じゃないのよ、こっちは」とニヤニヤしながら「あ、それただの迷惑メールだと思うので無視して大丈夫ですよ」、「メールアドレスのドメインがよくわからないやつなのでGメールないですか?なかったらこれ参考に(Gメールのアカウント作成方法のリンク)つくってください」と返信しました。
その後もごにょごにょ言ってきたので、「お仕事がんばってください!さようなら」とだけ返信、気がつけば向こうのアカウントは消えていました。

大事な「違和感を感じる」ということ

僕は中学生の頃から厨二全開で夜な夜な2ちゃんねるや海外サイト見たり、大学も情報系かつゼミの先生がセキュリティ分野に詳しかったりと、ネット上の怪しいやつにはある程度なれているのもあり、初期の時点で「怪しいな」という違和感を感じていました。

しかし「違和感」を感じずに、そのままやり取りを続けてよくわからないサイトに誘導されて金銭をとられるなどしている人も多いからこそ、こういった古典的な手口の詐欺がいまだにあるのだとおもいます。「リテラシー」とても大事ですね。

小学生の頃に怪しげなエロサイトを開いたら、スピーカーから大音量で叫び声みたいなのが流れてあわててパソコンの電源おとしたり、「登録解除にはうん十万円です」みたいな詐欺サイトにでくわして、夜寝るときに怖くて泣いたりした経験を経て、ネットリテラシーは身についていくのかも…

まとめ

そもそも美女が向こうから寄ってくる時点で怪しいのである…哀しいことだが…

それにしても一縷の望みをかけてマッチングアプリに登録した男が、初っ端から詐欺にあっていることもあると考えると居た堪れない気持ちになりました。

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